次男誕生日。ケーキ買ってステーキ焼いて食す。お誕生日おめでとう〜。しかし次男本人は、記念日ごとに頓着無い。中学生の頃、パスポートを作りに行き、受け取る順番が来てカウンターに行ったと思ったら直ぐに引き返して来、なにを訊くかと思えば「お母さん、ワタシの誕生日っていつでしたっけ?」おぃおぃおぃおぃ、中学生にもなって何言うとる。自分の誕生日くらい覚えておこうよ。そもそもがそんな感じなので、これは将来彼女でも出来たなら、随分彼女をがっかりさせるのだろうなぁ。まぁ君の母親みたいな、ナントカ記念日に対してとんと興味がない女性を選んで頂戴。
息子等がおじさんになる頃には、こういう世界になって行くのかな。http://jp.techcrunch.com/archives/20081003ceatec-2008-panasonics-lifewall-the-coolest-product-of-the-exhibition-3-videos/壁一杯に広がるディスプレイ。テレビ電話として使うときは、相手の部屋までそっくり映し出すことが出来る。…ってそんなんやったら、もう電話には出ないぞ!居留守使う!疲れてやつれた顔だけでもイヤなのに、このくちゃくちゃの部屋の中まで向こうに見られてしまうなんて、ぜーったいベルが鳴っても電話なんかとるもんか!ハンナバーベラの「宇宙家族ジェットソン」でもそんな場面があった。「テレビ電話」がなったら、奥さんがすかさずお面のような「テレビ電話用顔」を装着して、「よそ行きの顔」になって話すというもの。わかるわーー。顔だけでも困ってしまうのに、部屋の様子もバレるなんて、そんな未来は断固拒否しますっっ!
ブラスの祭典
昨日は神戸夙川学院大学の学園祭にて久々のジャマーバンドLIVE。この日のステージは「KOBE Biennale BRASS FESTIVAL」と銘うたれ、中学校・高等学校・大学・プロ入り乱れてのブラスの祭典。動員のことを考えると、ブラスバンドっていうのはイイトコ突いてるなー。そもそも出場バンドの人数からして多いし、それが中学高校生だったらもれなく父兄もついてくるし。事実この日は夙川学院の学生よりも参加した中学生・高校生とその保護者の方が圧倒的に観客人口多かったもの。晴れて良かった。汗ばむ陽気。
そんななかのジャマー。バンドにブラス2人入っているからイベントの主旨的にはOKなのね。ステージがよく見える芝生の真ん中に陣取って、三角座りで聴く。前までがブラスバンドだったので、PAのチェックが長引く。チェックの音出しもセッションになっていって、本編もずっとこんな感じでもいいや。ま、程なく「SAY HELLO」でLIVE開始。ステージ前には学生さん達がにぎやかにノッている。ブラスが入ったジャマーを見るのは2度目?3度目かな。最初の時は「もっとぱーんと行かんかいな!」と思ったけれど、いまは若いブラス隊もすっかり馴染んだか、とっても聴きやすく力強いので気持ちいい。「丸正百貨店」「Try Again」「ガム」「All Right」ラストは神戸を歌った新曲。こんな感じだったかな。後1曲したっけ?んー、私の中では「SAY HELLO」と「Try Again」はカブるので、このボリュームだったらできたら別の曲が聴きたかったかな。
ジャマーの次はブラックボトムブラスバンド。練り歩いての登場に会場がわっと沸き立つ。ああーー、ぐだぐだ気味のMCが惜しい!たたたっと曲行こう、ファンキーな気分が途切れないように!群青の十八番「Love the One You're With」が聴けた。このバックでもってあにきさんにばしっと歌ってもらったら爽快だったろうなー。BBBBの演奏を、次の出番の滝川二高の子達が横からじっと見てたのが印象的。重力など無いかの如くのゴールデンベアーズの妙技を見て、帰途につく。
んー、久しぶりのジャマーは楽しかった、なかなか難しい順番で登場した無名のバンドは、落ち着いた演奏で安定してて、頼もしかった。でもね、でも。なんだかジャマーさん、お説教っぽい曲というか、教え導く系が増えてきたんじゃないですか?すちゃらかジャマーが大好きな私としては、ちぃと寂しいぞ。いつまでもやんちゃなおじさん達、分別なんてドコ吹く風ってジャマーバンドがまた見たいなぁ。
みんなつるつる
義父1周忌。親戚縁者集まっての法事。「長男の嫁」であるからして、お茶の用意したり果物切ったり。息子達は片や沖縄旅行、片や代々木ゼミナール全国私大模試で不在。彼等がいるとなんとなく間が持つんだけど、んー、「当たり障りが無くてちょっと面白い話題」はないかな。あ、そうそう、長男がね、と、先日の「水着になるためワキを剃る青年」の話を妹夫婦にした。「えーー!まさかぁ、男の子でしょ」「わはははは、信じられへんなぁ、男の子がワキ毛を剃るなんてーー。毛がない方が恥ずかしいんと違うかなぁ」そうでしょそうでしょ、ヘンな話ですよねー。みんなつるっとしてるって言ってたけど、その「みんな」って誰やねん!ですよねー、ときゃぁきゃぁ言っていたら、そこへやってきた中学生の姪がぽつり「え?水泳の時、男子も女子も剃ってるで」 ええええーーーー!と大人三人仰天。中学生男子はみんな?剃ってる?ワキを。ええええええーーー!知らなかったーーー!今はワキ毛は男女とも無くしてしまうっていうのがエチケットである時代になっているのかね?ほんまかいなーー!
つるつる若大将
「おかあさん、ワキの毛を剃る丸いの、アレ貸して下さい」と息子が言う。アレとはコレのことね。http://d.hatena.ne.jp/cocoanuts/20031009 んなもん、どないするの。今日から息子は大学の部の旅行で沖縄にいく。「そりゃぁ、海に行くのでワタシも脇毛を剃ろうと思って」えええええええーーー!ホンマかいな、君は男子であるから、別にそのままでいいじゃありませんの。むっしゃーーっと常軌を逸して密生しているのならいざ知らず、普通に腕をおろしてたらすっかり見えなくなっているくらいの分量で、なんで剃らなあかんのよ。「そってなかったらミットモナイではありませんか」なんでーー!男子なのにつるんつるんってほうがミットモナイんじゃないの?「そんなことないですよ、みんなつるっとしてますよ」えええええーーー、昨今の青年は皆、ワキをつるんつるんにしているのかね?ホンマかね?マジで?今の男の子はそうなん?どうにも信じられなくて貸すのを渋っていたら、「じゃぁ鋏で切ります」とか物騒なことを言う。んんーー、じゃぁ貸してあげるけどさ、やめといた方がイイと思うナーー。ゴミ箱を抱えてしょりしょりした後、毛が無くなって満足そうな息子、だが直ぐに、「なんかちくちくする…」ほらねー、やっぱりー。剃ると毛の断面でちくちくするモンなの。ふははは、君ね、ちょこっと伸びた明日明後日の方がもっとちくちくするからねーー。覚悟したまえ。
あー、ここんところ、音楽とちょっと遠ざかっている。仕事が忙しくて月〜土までは気持ちに余裕がないため、LIVEに行こうかという気持ちになれない。毎日晩ご飯9時だもんなー、もう少し早くしないとね。ジャマーバンドも春にGOINGKOBEでちょこっと見たきり、なかなか大阪まで出てきてくださらないので、ご無沙汰なのだ。見たいなーと思いながらあにきさんのblogを見ていたら、なにやら気になるリズムアンドブルースバンド「ジェイムス」。
清水君の、圧倒的なヴォーカル力。ドラム君の素晴らしい歌解釈。ベース君の歌への寄り添い方。それにあの楽曲群。ちょっと聞くと他愛ないラヴソングが多いけど、引き込まれていくと深い疎外感の上に出来た歌であることがわかる。僕らが世代として感じたロックとは、土台が違うんやろな。90年代にティーンだった彼らは、オルタナとかパンクの空気を吸って、ロックはじめてるもんね。そう。疎外された個人の音楽としてね。
ジェイムスの今
…彼らよりももう少し下の世代の、シラカワやチタルが本気でのめりこんで応援していたことからもわかるように、あれが2008年のフロントラインのロックでしょう。しかも、僕らまで巻き込んで感動させる力をも持っているわけで。
へー、あのあにきさんがここまで褒めるって、珍しいんじゃないかしら。同じイベントでやはり刺激を受けた方がもう一人、泉州たまねぎファイターズの今井さんのblogから。
よぉ〜く聞くと、ベースがかなりよく動きまくってるフレーズだとか、コード進行もソウルの曲をなぞってるとこもあるとか、マニアックにニヤっとさせるとこもあるんよ。だけど、奴ら、そんなとこ、聞かせようとはしていない。聞いて欲しいのは「簡単なメロディ」と「分かりやすい歌詞」なのよ。編成が基本的な3ピースだからアレンジに凝って唸らせたろうなんてぜ〜んぜん目論んでいない。
オレ・オニ復活ライブ
だから、ホンマにすぅ〜っと気持ちだけを聞いてる人間に届かしよる
おぉぉぉ、気になる気になる!多分好きかも。ジェイムスのHPから、「eo Music Try 2008」のエントリーページに飛んで、曲を聴いてみた。http://eonet.jp/musictry/main/detail.php?&artist_id=35 ほうほうほう、エキサイティング!という訳ではないけど、このストレートな歌い方とシンプルな歌詞、人なつこいメロディはかなりツボかも。あにきさんのこの勢いなら、きっとそのうちJACKLIONでジャマーと対バンLIVEが見られるのではないかしら。若い人たちなのに、若い人だけでなくもっと上の世代にも魅力を感じさせるというのは、山崎まさよし氏のあり方とよく似ているような気がするな。
amazonにて予約。有山じゅんじ師匠は、若い頃の声よりも今の歌声の方が好きなので、再録は嬉しい限り。でも、ボーカリスト上田氏とでは有山師匠の歌声の分量が少なくなってしまうのが困ったところ。「俺の借金全部でなんぼや」はPVがある、ということは、いろんなところにリクエストしたら流れる可能性もあるってことかな?それにしてもこの動画、重くないですか?
22日追記
落ち着いた筆致が好きで更新を楽しみに待っている「空から墜ちてきたブルース」さんの最新記事も有山さん。
聴いているだけで、幸せな気持にさせてくれる優しく力強いギターの音色。人懐っこくて、ちょっとトボケていて、とっても温かい個性的な歌声と独特な歌詞。有山じゅんじの音楽はブルースなんてジャンルを通り越して、ワンアンドオンリーな世界を見せてくれる。
有山じゅんじ『thinkin' of you』
そうそうそう、有山師匠の音楽は、聴いていて楽しくなる、あたたかくなる音楽。ジェイムスの人たちは、有山さんのLIVEを見たことあるかしら。もちろんあるわよね、きっと。一脈通じる物があるような気がする。身辺落ち着いたら、有山さんのLIVEにも、また行きたいな。
教育学部美術科
図画工作の指導についてのエントリーがホットエントリーになっている。
例えば小学生の時。絵を描きましょう、なんて時間になったとき。先生は、何も言わない。ただ、校庭に出て、好きな物を見つけて、それを一生懸命描きなさい、心をこめて描きなさい、って言うだけ。
んなさ。心こめて描けっていってもさ。
もっと学校で、テクニックを教えてくれればよかったのに
(略)
もっと、漠然とした「絵を描きましょう。作文を書きましょう」とかじゃなくて、課題をしっかり与えて、テクニックをもっと教えて欲しかったよ。
え、イマドキこんな指導をする「図画工作」なんてあるの?実際こうだとしたら、ホントにご愁傷様としか言いようがないけれど、こういう指導によりできた作品って、評価も困難だと思うなぁ。普通その単元での、どこに注目して評価するか、そのポイントと評価基準があって然るべきで、こういう指導をするということは、ただ単にその先生が「イイカゲン」だったってことだけなんじゃないだろうかな。
私は、中学校では、テクニックを教えるという傾向の強い授業をしてきた。「どうすれば面相筆とガラス棒と物差しで綺麗に線が引けるか。コツは線を引いている間は息を止めることである!」「センセー、それじゃ長い線を引くときは窒息してしまうー」「息が続かなくなるくらい長い線を引けるほどの長い定規を君らは持っておらんからダイジョーブっ」てなことを言う毎日。なにをどのくらいの完成度になるまで教えていくかは、取捨選択せねばならないと思ったな。中学になるとレタリングの技術もポスターを描く課題などで入って来るけれど、明朝体とゴシック体の違いであるとか、世の中にはいろんな「字体」があるのだ、というくらい知ってればいいんじゃないか。ポスターを仕上げるとき、必要な文字を明朝体・ゴシック体で書いたプリントを配り、自分で別に字を描いてもヨシ、そのプリントから転写して切り抜いた文字を貼ってもヨシ、としたら、限られた時間数のなかでも、レベルの高いポスターが出来上がった。今じゃワードやエクセルでちょっとマシな「お知らせ」やら「ポスター」がすぐできてしまう時代、もっと「進んだ」指導法があるのかもしれないな。
id:sukebeningenさんのブクマコメに反応。
sukebeningen 学校の先生になるのは美大ではなく一般大学の教育学部(美術学科)がほとんど。だから絵はあまり描けないし、アートも全然理解してない。/つまりアートから一番遠い連中が学校で生徒たちに絵を教えているの。
http://b.hatena.ne.jp/sukebeningen/20080824#bookmark-9750436
私は教員養成系の美術学科出身なので、自分のこと、周りの友人達に照らし合わせての意見だが、このブクマコメには同意できない。己がアートするということと、学校で生徒に教える、ということは少々違うのではないか。はじめから専攻を決めてそれを極める美術大学と違って、教育学部美術科では、油絵もデザインも彫塑も金属工芸も陶芸も全て履修する。授業で教える可能性のあるものは、みな実際にやってみる。4回生になったら専攻を決めて卒業制作をするが、それまではいろんな分野を体験する。それが教育学部の美術学科だ。教えるべき「美術」というカテゴリーのなかには、いろんなものが含まれているのだから。またそして、私の周りでは、アートを全く理解していない、絵はあまり描けない、と言う人はいなかったけどなぁ。卒業後30年近く経ってアートから離れてしまった生活をしていても、そのコトに対して忸怩たる思いを抱えて生きている人達に会ってきたばかりで、ちょっと気になった。sukebeningenさんがこのように切って捨てるようにおっしゃることは、お知り合いの教育学部美術学科出身者がたまたまそうだったっだけで(あるいはお知り合いを通じてのお考えではなく、印象でのご発言か?)、一般化しないでね、ということで。
それぞれの今
大学の同窓会。学年全部でその学科は45人程度だったので、クラス会といった規模。学年で一つ好きに使ってよい広めのアトリエ兼用ロッカー室があり、だから大学といえど高校と同じような親密さ、みんなあだ名で呼び合う仲だった。
私は大学卒業以来初めての参加。四半世紀振りに会うかつての仲間。教員養成系なので、卒業後は教職につき、私のように数年で辞めたものもおれば校長や教頭になっている人もいる。美術とは関係のない家業を継いでいる人もいれば、大勢のお弟子さんを抱える絵画教室の先生もいれば、映像作品のジオラマやらセットやらフィギュアを作る会社に勤めている人もいる。独身の人、失明の危機に瀕した人、伴侶を亡くした人、子供さんが重い病気になった人、孫ができた人、印税で300万儲かった人、いろいろいろいろ。
これまで大学の時の友人達とは距離を置いていた。自分の生活の紆余曲折、その時々の自分の身の振り方がどうにも無様に思えて、みんな私のことはなるべく思い出さないでね、という気持ちでずっときた。しかしまぁ、なんというか、♪時は何時の日にも親切な友達、なのね。今も尚、無様なままの人生だけれど、こうして若いときに出会った人たちとまた関わりを持っていくことに対して、前向きな気持ちになれた。自分勝手な解釈だけれど、まぁ終わってしまったコトはしゃぁないよね、これからどうするかよね、という開き直りに近いか。ん?これってただ単に「図太いおばちゃん」になったってこと?
久しぶりに会うみんな。でも、高校の同窓会のインパクト「あの人誰?全然変わっててわからんっ!」というのはない。少々は中年体型に皆なっているが、驚くほど印象はそのまんま。そうそうそう、一人スキンヘッドにしていたけれど、そのほかは、男性も女性もだいたい髪型が大学生の時のままなのだ。私くらいかな?ベリーショートがロングになっているので、ガラっと変わっているのは。えー、どうしてー?大学時代ショートだったコはショート、段カットだったコは段カット、センター分けでばさっと肩まで伸ばしてた男のコは白髪が多くなったとはいえ、肩までのセンター分けのばさっ。不思議だなー。好みって保守的なものなんだなぁ。
美術中心の大学生活だった為、今でもなんらかのそうしたことが生活のなかで続いている人が多い。でもそうでない人もいて、近況報告では「今ではなにも美術的なコトはしていないので、この場に参加するのも躊躇われたんだけど、来て良かった」という人も何人か。あぁ、わかるわー、そうよね、引け目を感じてしまう、それは参加している、バリバリ自分の作品を作り続けている人やら教育の第一線で活躍しているかつての友人達に対してもそうだし、同じ「前途」を信じて一緒にやってたかつての自分自身にたいしても、感じてしまうわけで。次回はなにか作品を持ち寄って展覧会をやって、そのオープニングパーティ同窓会をできたらいいね、という話にぱちぱち拍手したが、んー、そうなるとますます距離を置いてしまう人が出てくるかもしれないな。
会終了間際になって、mixiの話題になり、マイミクになるのならないの、ということになった。皆教えあいっこしてたり、誘うからおいでや、みたいな話になる。んー、困った、mixiねぇ。mixiではただいるだけで日記書いていないから、別に大学時代の友達のマイミクがどっと増えたところで、なにも変わらないといえば変わらないけれど、参加コミュやマイミクの表示もあるわけで、たとえばmixiからこの日記までリアル知人が尋ねてくることもあるやもと考えると、二の足を踏んでしまう。ようやっと大学時代の友人と会ってみようかな?というレベルに達したものとしては、自分の関心事や今のネットでの活動までが露わになる可能性のあるmixiは、まだまだハードル高い。mixiしようよというお誘いを、んんーーーー…と流していたら「ネットに疎い人」というカテゴリに納められたのかmixi話は頭上を素通りしていった。えーっとごめんね、今の自分のスタンスが確固としたモノになったら参加するかもしれませんー。
とにかく、参加して楽しかった!今までもやもや考えていた自分が、ちょっと笑えてしまうくらい、屈託無く楽しめた同窓会。
http://video.google.com/videoplay?docid=2908854091852150972
ぐーちゃん、揺れてます。
最近の諸々
なんだようっ!ほんとにもうっ!なぁんで美容師さんは、コッチの言うこと聞いてくれないかなぁ。あれだけ「ばさーっとした髪型にしたい、頭に沿うような形で裾だけくるくる長くなってるのはきらい」って言ってるのに、どうしてこんなに頭にぺたーっと張り付くように頭頂部をすいてしまうかなぁ!次にやりたい髪型はボブってちゃんと言ったでしょうが!こんなに段をつけちゃあボブにできないじゃないよ。ボブで短くしてしまう前に、とりあえず今はばさーっとしたいの!ファラフォーセットなの!ボリュームのある髪型がしたいの!ティナ・ターナーでも可!クルクル小さい口径のパーマかけようかな。はねないようにしときましたって、少々ハネてもいいって言ってるのに。この際全部ハネてもいいんだから!流行なんか無視無視、ゆるふわカールなんて何処吹く風。もう尋常じゃない髪型がしたい訳ですよ、コッチは。「良妻賢母」みたいなのはマッピラなんだから!長く同じヒトにやってもらうのも考えモノだ。結局、無難な「いつもと同じ」になってしまう。もう変えよう、美容室。
昨日買った鰺の開きを食べる。美味しいなぁーと皆で驚嘆。焼き上がってじじじじ音を立てる皮に箸を突き刺すと、ぴゆーっと油が吹き出た。身は厚く柔らかでジューシー。「これが鰺ですか?じゃ、今まで食べてきたのは何だったのですか?」と長男。ううーむ、もっともな疑問。
金森幸介は深夜のコーヒーショップでPerfumeに対するラブコールを
諫早湾に涙して
傍目も気にせず熱く語ったのである。
隣に座っていた二十代の女性二人組は後で話し合ったに違いない。
「なに、あのおっさんら!『俺はなんちゅうても”のっち派”やな』とか
『”チョコレイト・ディスコ”も捨て難いけどなんちゅうても”マカロニ”が泣けるのよね』
とか、もうキモイったらないんちゃうの!」
「それに二人とも着てたTシャツ見た?”グレイトフルデッド”に”キース・ジャレット”やて
なんぼほどクロスオーバーしてんねんな。ヘンタイ違うん?」
金森さんといえば、山崎まさよし氏幻のシングル「トランジスタラジオ」のc/w「悲しい日々」の作者である孤高のミュージシャンズミュージシャン。孤高のミュージシャンズミュージシャンのミュージシャンズミュージシャンがPerfume。えー、Perfumeちゃんと聴いたことがないんだけど、聴くべき?
海部美知さんのblog「Tech Mom from Silicon Valley」のなかにベビーシッターの話題。
もちろん、きちんとした雇用をするプロのベビーシッター(そういう場合はナニーというが)もいるし、派遣会社もあるけれど、これらがカバーしきれない、ちょっとしたニーズは、こういったカジュアルなベビーシッターが埋めている。小さな赤ちゃんだと、高校生に頼むのはちょっと心配だが、少し大きくなれば、あるいは数時間の話だったら、構わないということもあるだろう。「学生などのベビーシッターのアルバイト」が存在することで、母親の「閉じ込められ感」は、日本の感覚からすると相当少なくて済む。
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20080805
そうそうそう、こういう軽い感じの「幼児の相手をして一緒にお留守番をしてもらう」というバイトがどんどん身近になればいいのに!そうしたら、山崎氏のLIVEにちっちゃい子を連れてきてしまったりする親も少なくなるだろう。あるいは、行きたいけど子供を見てくれる人がいないから行けない、という悲しい思いをする人も減るだろう。公式BBSで忘れた頃に書き込まれる「LIVEは子供と一緒に行ってもいいものかしら?」みたいなふやけた書き込みに対して、「小さい子は周りの迷惑になる可能性が高いし音が大きいし夜も遅くなるので、その子のためにも、子供はお留守番させたらどうですか」と書くのだが、そうすると「見ててくれる人がいない」となる。ベビーシッターさんを探せば?と書き込むが、まぁ実際問題日本では難しいこともあるわよねぇと思っていた。ホント、ちょっとお金払うから見てて、と頼めることができたらどんなに良いだろう。
眠たいデグー。
http://video.google.com/videoplay?docid=-1894808070261395564
The legend of the naked rabbit
母と息子達とで一泊山陰旅行。旅行に行くことを間際になって決めたので、なかなか行きたいところには行けず、とりあえず予算と日程の会うバスツアーにもぐりこむ。「涼しいところがいい」という母の希望があったので、「蒜山高原→大山」というコース。と思ったら、二日目は鳥取砂丘に行くのだった。んなとこ夏によう行くなぁと皆に言われる。「暑いでー!脱水になるでー!」えー、ホンマかいな。ばぁちゃんこんなツアーでごめん。
天気はあまり良くなく、両日とも50%の降水確率。傘入れた?どの傘持ってく?これ?とヤイヤイあれだけ言っていたにもかかわらず傘持ってくるの忘れる長男。あのねー、頼んますわー。まぁ、降り出したら買うしかないか。お盆休みまっただ中だが、すいすいとバスは進み、ほどなく蒜山高原へ。トラピックスのツアーであるので、もとより食事には期待をせぬようにしている。ま、こんなもんねという昼食をとり、やっぱ食べないとあかんでしょ、ジャージー牛ソフトを食す。曇っていることもあり、暑くなく過ごしやすい。しかし、蒜山高原っても、こんなドライブインで食事するだけなのでなんだか把握できないまま、大山へ。蒜山はソフトクリームの印象しかなし。トウモロコシ買いたかった。大山の頂上は雲の中、それでもなんとか雨は降らずに、バスを降りたあたりをぶらぶら散策する。平野にぽこんと山々が連なってて、ここいらへんは「山!すっごくでっかい山!」とはいっても、なんだかかわいい印象。大山を後にバスは境港の街へ。
やー、知らなかったなー、境港はめちゃめちゃ観光客でにぎわっていた。水木しげるロードができており、この夏は「ゲゲゲの鬼太郎」映画の公開も相まって、家族連れで一杯だった。商店街のそこここに大小の妖怪像が設置してあり、また妖怪神社なども造ってしまい、何の変哲もない倉庫の壁に鬼太郎たちの大イラストを描けば「妖怪倉庫」となり、電話ボックスは茅の屋根をかぶって「鬼太郎の家」となっているのだった。町おこし大成功。妖怪の像が、ちゃんとつくってあり台などもチャチくないのがいいではありませんか。アーケードにはいってほどなく突然のバケツをひっくり返したような大雨。わはー、えらいこっちゃー。子供達も大人達も濡れねずみ。だけど何となく皆それも楽しそう。長男の傘購入。息子達が友達に配る「妖怪まんじゅう」を購入していると、店に「ねずみ男」がやってきてびっくり。その日は境港のホテル泊。
ホテル内は「船の船室をイメージしました」とのことで、照明や時計などは船室で使うようなデザインだったが、それと同じくらいの比重で、中国か韓国かそのあたりの細工がびっしり施された家具がででんででんとロビーにも客室にも置いてあるのが、なんだかとてもミスマッチ。部屋は覚悟していたよりも広かった。展望レストランで食事するのだが、水平線がすわーーんと見渡せるはずなのだが、窓ガラスの汚れの方に目が行ってしまってチト残念。メニューも昼ご飯とメニューが殆ど同じなので、まだ食事に対して幻想を抱いている次男は激しく落胆する。まぁねー、ツアーの値段から言ったら、食事ついてるだけマシよーー。
食事が済んでしまうと、温泉があるわけでなし、お風呂に入ったらもうやることはない。ぼんやりとオリンピックを見て過ごす。「この頃ね、なんだか眠れ無くってね。睡眠導入剤を飲んだりすることもあるんよ」と母が言う。寝たり起きたりなので、いつも夜中の「ラジオ深夜便」という番組をずっとかけているそうだ。「ホラね、今日もやっぱり眠れない…薬飲もうかしら…」ばぁちゃんばぁちゃん、今まだ8時半ですがな、そらぁ眠れなくて当たり前!
それでも10時半くらいには寝てしまい、翌朝6時前に目が覚める。あれこれと片付けたり化粧したりで時間を潰す。テレビつけよう、あれ?ニュースで「ウェンツと行く境港市」なぁんてのをやっている。あれあれ、ココ昨日見たよー行ったよー。なるほどなぁ、こうしてメディア露出が多いから、またまた観光客が増えるのだなぁ。テレビでは猫娘の格好をした婦警さんがパトロールをしているところを映していた。ということは、あの昨日のねずみ男も、警官のコスプレパトロールだったのかなー。
バスツアーお決まりの海産物店でのお土産ショッピングののち(鰺の開き購入)、鳥取砂丘へ。どんなに暑いかと思っていたが、曇天が幸いして、そんなに暑くもなく風もあり、暑がりの母も楽しんで観光する。とはいっても、リフトから降りたあたりをぶらぶらするだけだが。息子等は砂丘の一番高いところまで行ってみるとのことでざくざく降りていく。
http://video.google.com/videoplay?docid=4307002050895803355
鳥取砂丘から今度は網代港へ。途中、因幡の白ウサギの話が伝わる島を見る。おぉ、アレね。へぇぇ。とても浜から近いところにあるのね。この距離なら何尾か鮫がいたならナルホド埋まりそう。網代港から浦富海岸観光の遊覧船に乗船。こぉれが、外海にでたならばっふんばっふん豪快に揺れ、また切り立った島々にぞぞぞぞぞぞぞとかなり接近するので、景観も見事だったがまた別の意味でエキサイティングだった。
さぁ後は帰るだけ、お盆の帰省ラッシュにどこで掴まるか、どれだけ時間が掛かるか心配だったが、三田の手前あたりで渋滞開始、それでも7時半には梅田に帰り着けた。梅田で別館牡丹園の「牛肉の卵かけご飯」を堪能し、食に対するこの二日間の鬱憤を晴らした後帰宅。お疲れさまー。楽しかったね。
モンペと呼ぶのね
モンスターペアレンツという言葉をよく見聞きするのだけれど、そういう無茶苦茶な要求を学校に押しつけてくる親って、そんなに増えているのかしらと思う。あんまり身近には聞かないなぁ。中学校に3年間勤務していたときも、新任の時から担任は持っていたけど(今ある副担任という制度はなくて五里霧中で学級経営して、もちろん経営はお世辞にもうまくいってる状況ではなかったけれど)、そんなことを学校にやれと要求しますかみたいなことを言ってくる保護者はいなかったなあ。たとえば新任はダメだ担任を替えてくれとか。全体的に中学校は荒れていて、カワイイうちの子に便宜を図ってよという人よりも、なんとか人としての道を踏み外して欲しくないので学校よ助けて、という要求の方が多かったし、もちろんその考えはまったく教師側も同じだったので、困った困ったと言いながらも目線は保護者と同じ方を向いていたように思う。衣食足って法外な要求を知る?あぁそうか、授業が成立しないほど騒ぐ子供らがいた場合、そういう子達に指導がきちっと入る前に、「うちの子だけ騒ぐ子から隔離して、静かなところで授業受けさせて」って要求するって感じかな。
子供達が小さい頃、一度だけ「クレーム」をつけたことがある。長男が幼稚園時代、サッカークラブに入れていた。お母さん達で回り持ちで送り迎えしていた。で、当番の日に練習を見ていたのだが、サッカーコーチの指導に「なんだこれ」と思ってしまったのだ。罵倒・嘲笑する指導だったのね。コーンの周りをドリブルで進む練習としよう。上手くできる子とできない子がいる。幼稚園児だもの仕方ないよ。しかし、上手くできない子が四苦八苦している時に「ほら、みんな見てみー、おっかしいわー、あの子あんなんなってるわー、みんなはあんなんしたらアカンでー!」と叫ぶのだ。いろんな局面で何度も見た。っっっちょっとちょっとちょっと!その言い方はないんと違う?4才や5才の子供なんだよ?上手くできない上にみんなの前で笑われて、そんなんでその子がサッカー好きになると思う?相当ショックを受け、帰ってからもずっともやもやした。丁度月謝を納める時期だったので、その封筒に感じたことをしたためた手紙を入れて出したのだった。
暫く日にちが経って、副園長から電話が掛かってきた。「今、お手紙に気付きまして」とのことだった。全く仰ることはその通りで、そういう指導の仕方は子供達の為には良くありません。コーチにはその点注意をいたしました、コーチも今後気をつけると申しております、とのことだった。あぁよかったと思ったし、コーチが逆恨みしてウチの子だけに厳しくしなければいいんだけど、とも思った。あ、そっか、ここで「あのコーチの指導方法は気に入らないのでウチの子だけ別のコーチにして頂戴!」って思うとモンスターペアレンツになるわけね。
ま、それよりもその時の副園長の電話でショックだったのは、電話がかかってきたので「はい、○○でございます」と出たら「△△幼稚園の副園長ですが、えーー…、××君のお母様と代わっていただけますでしょうか」と言われたこと。えぇえぇ、わたくし声は低いし、モチャモチャ喋りますよ、だからって、普通は「××君のお母様でしょうか」でしょ?イキナリお母様と代われって、うはー、真剣に「お婆ちゃん」と思われたのですね… きぃーっ、失礼な!副園長をクビにしちゃってくださるぅ!←モンスターペアレント化
至誠を致して国運たすけん
同窓会当日。一応プランは決まっていて、着る服はこれ、靴はこれ、鞄はこれ。子供らの夕飯は昨日のうちにカレーを作ったし、お昼は美容院の帰りにサンドイッチでも買ってこよう。何時もやってくれる美容師さんの予約がとれなかったので、初めて行くところで伸び放題でうっとうしかった前髪のあたりを切ってもらう。ブロー時、うなじのあたりですぼまって後はクルクルみたいなのはヤダ、どーんとボリュームがあるヘアスタイルにしてくれって言ったのに、結局そうしてしまうのね。イメージはチャーリーズ・エンジェルのファラ・フォーセット・メジャーズなんだけど、んなこと言ったってチャーリーズエンジェルといえばドリューかキャメロンかのジェネレーションの美容師さんには伝わらない。んー、すぼまりスタイルになるのなら、前髪をもう少しゴシック風味でぱっつりと切ってもらえばよかったかなー、なんか中途半端だなーと思いながら、混む受付で支払いを待っていたら、あわててヘルプに入った別の美容師さん私を見て「今日はどうなさいますかぁ?」 おぉーい!今やってもらったばっかですがな!これで出来上がりですがな!そんなにイケてないのかねっ!非常に複雑な気持ちでお金を払って帰宅。格安美容室とうたっているワリに、シャンプーもしてもらったらそんなに変わらないお値段になった。服を替えて炊飯器のタイマーセットしていざ出陣。
会場は中華料理屋さん、ワンフロアをどどーんと借り切って200名近くが集う。円卓を囲む懐かしい顔。担任の先生もお越し下さってて、変わらぬ名調子で喋ってくださる。あぁでも随分老けはったな。箸を動かしながら近況などを話すが、広い会場でわぁわぁみな喋るものだから、隣同士くらいでないと声が通らない。もともと高校時代男子生徒と活発に話すタイプでなかったので、どうにもお隣の元男子高校生と話がはずまない。ごめんなさい、座持ちが悪くて。クイズ大会なども済み(江戸時代の将軍の名を全部書けとか日本のノーベル賞受賞者を全部書けとか)、皆適当に立ち歩いて旧交を温め始め、でも真面目に部活に打ち込んでた訳ではないワタクシ、温めるべき相手もおらず、席を立たずにひたすら料理を食べ続ける。ひとりでもぐもぐ揚げ団子食べていたら、不憫に思ったか同じ大学に通ってたK君がやって来てくれて「変わってないねー、身のこなしとか物腰とか、前のまんまやね」そぉかしら?自分ではよくわからないや。「僕ね、君とどっかですれ違っているような気がするんよー」どこでだろうという話になって、あそこかなここかなとやっているうちに、あれ?もしかして…君ってあの人?……
むはーー!こんなところで自分の昔のハンドルネームを聞くとは!んでもってサイトバレするとは!「HPも見たことある」うぎゃーーやめてーー!きゃーきゃー!あまりの驚きに瞬時に暴徒と化してK君を押し倒してぽかぽか叩いてしまった。うへーー。「その時も噂してて、君が帰った後あの人ムカシの知り合いによく似てるんだって言ってたんよねー」ほんまかいなー。いやー、まいったなーー。
二次会も参加して、これまたあまり上手くよく知らない人と会話できずに聞き役ばかり、でも楽しくて、時間はあっという間に過ぎていく。帰途についたのが9時前、実に8時間近くの長丁場だった。いててて、左足の向こうずねが痛い。K君に暴力を振るっているときに椅子の脚でこすって大きな擦り傷ができていた。スネに傷持つ身。傷だらけの人生。