Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

モンペと呼ぶのね

モンスターペアレンツという言葉をよく見聞きするのだけれど、そういう無茶苦茶な要求を学校に押しつけてくる親って、そんなに増えているのかしらと思う。あんまり身近には聞かないなぁ。中学校に3年間勤務していたときも、新任の時から担任は持っていたけど(今ある副担任という制度はなくて五里霧中で学級経営して、もちろん経営はお世辞にもうまくいってる状況ではなかったけれど)、そんなことを学校にやれと要求しますかみたいなことを言ってくる保護者はいなかったなあ。たとえば新任はダメだ担任を替えてくれとか。全体的に中学校は荒れていて、カワイイうちの子に便宜を図ってよという人よりも、なんとか人としての道を踏み外して欲しくないので学校よ助けて、という要求の方が多かったし、もちろんその考えはまったく教師側も同じだったので、困った困ったと言いながらも目線は保護者と同じ方を向いていたように思う。衣食足って法外な要求を知る?あぁそうか、授業が成立しないほど騒ぐ子供らがいた場合、そういう子達に指導がきちっと入る前に、「うちの子だけ騒ぐ子から隔離して、静かなところで授業受けさせて」って要求するって感じかな。
子供達が小さい頃、一度だけ「クレーム」をつけたことがある。長男が幼稚園時代、サッカークラブに入れていた。お母さん達で回り持ちで送り迎えしていた。で、当番の日に練習を見ていたのだが、サッカーコーチの指導に「なんだこれ」と思ってしまったのだ。罵倒・嘲笑する指導だったのね。コーンの周りをドリブルで進む練習としよう。上手くできる子とできない子がいる。幼稚園児だもの仕方ないよ。しかし、上手くできない子が四苦八苦している時に「ほら、みんな見てみー、おっかしいわー、あの子あんなんなってるわー、みんなはあんなんしたらアカンでー!」と叫ぶのだ。いろんな局面で何度も見た。っっっちょっとちょっとちょっと!その言い方はないんと違う?4才や5才の子供なんだよ?上手くできない上にみんなの前で笑われて、そんなんでその子がサッカー好きになると思う?相当ショックを受け、帰ってからもずっともやもやした。丁度月謝を納める時期だったので、その封筒に感じたことをしたためた手紙を入れて出したのだった。
暫く日にちが経って、副園長から電話が掛かってきた。「今、お手紙に気付きまして」とのことだった。全く仰ることはその通りで、そういう指導の仕方は子供達の為には良くありません。コーチにはその点注意をいたしました、コーチも今後気をつけると申しております、とのことだった。あぁよかったと思ったし、コーチが逆恨みしてウチの子だけに厳しくしなければいいんだけど、とも思った。あ、そっか、ここで「あのコーチの指導方法は気に入らないのでウチの子だけ別のコーチにして頂戴!」って思うとモンスターペアレンツになるわけね。
ま、それよりもその時の副園長の電話でショックだったのは、電話がかかってきたので「はい、○○でございます」と出たら「△△幼稚園の副園長ですが、えーー…、××君のお母様と代わっていただけますでしょうか」と言われたこと。えぇえぇ、わたくし声は低いし、モチャモチャ喋りますよ、だからって、普通は「××君のお母様でしょうか」でしょ?イキナリお母様と代われって、うはー、真剣に「お婆ちゃん」と思われたのですね… きぃーっ、失礼な!副園長をクビにしちゃってくださるぅ!←モンスターペアレント