Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

至誠を致して国運たすけん

穴があったら入りたい

同窓会当日。一応プランは決まっていて、着る服はこれ、靴はこれ、鞄はこれ。子供らの夕飯は昨日のうちにカレーを作ったし、お昼は美容院の帰りにサンドイッチでも買ってこよう。何時もやってくれる美容師さんの予約がとれなかったので、初めて行くところで伸び放題でうっとうしかった前髪のあたりを切ってもらう。ブロー時、うなじのあたりですぼまって後はクルクルみたいなのはヤダ、どーんとボリュームがあるヘアスタイルにしてくれって言ったのに、結局そうしてしまうのね。イメージはチャーリーズ・エンジェルファラ・フォーセット・メジャーズなんだけど、んなこと言ったってチャーリーズエンジェルといえばドリューかキャメロンかのジェネレーションの美容師さんには伝わらない。んー、すぼまりスタイルになるのなら、前髪をもう少しゴシック風味でぱっつりと切ってもらえばよかったかなー、なんか中途半端だなーと思いながら、混む受付で支払いを待っていたら、あわててヘルプに入った別の美容師さん私を見て「今日はどうなさいますかぁ?」 おぉーい!今やってもらったばっかですがな!これで出来上がりですがな!そんなにイケてないのかねっ!非常に複雑な気持ちでお金を払って帰宅。格安美容室とうたっているワリに、シャンプーもしてもらったらそんなに変わらないお値段になった。服を替えて炊飯器のタイマーセットしていざ出陣。
会場は中華料理屋さん、ワンフロアをどどーんと借り切って200名近くが集う。円卓を囲む懐かしい顔。担任の先生もお越し下さってて、変わらぬ名調子で喋ってくださる。あぁでも随分老けはったな。箸を動かしながら近況などを話すが、広い会場でわぁわぁみな喋るものだから、隣同士くらいでないと声が通らない。もともと高校時代男子生徒と活発に話すタイプでなかったので、どうにもお隣の元男子高校生と話がはずまない。ごめんなさい、座持ちが悪くて。クイズ大会なども済み(江戸時代の将軍の名を全部書けとか日本のノーベル賞受賞者を全部書けとか)、皆適当に立ち歩いて旧交を温め始め、でも真面目に部活に打ち込んでた訳ではないワタクシ、温めるべき相手もおらず、席を立たずにひたすら料理を食べ続ける。ひとりでもぐもぐ揚げ団子食べていたら、不憫に思ったか同じ大学に通ってたK君がやって来てくれて「変わってないねー、身のこなしとか物腰とか、前のまんまやね」そぉかしら?自分ではよくわからないや。「僕ね、君とどっかですれ違っているような気がするんよー」どこでだろうという話になって、あそこかなここかなとやっているうちに、あれ?もしかして…君ってあの人?……
むはーー!こんなところで自分の昔のハンドルネームを聞くとは!んでもってサイトバレするとは!「HPも見たことある」うぎゃーーやめてーー!きゃーきゃー!あまりの驚きに瞬時に暴徒と化してK君を押し倒してぽかぽか叩いてしまった。うへーー。「その時も噂してて、君が帰った後あの人ムカシの知り合いによく似てるんだって言ってたんよねー」ほんまかいなー。いやー、まいったなーー。
二次会も参加して、これまたあまり上手くよく知らない人と会話できずに聞き役ばかり、でも楽しくて、時間はあっという間に過ぎていく。帰途についたのが9時前、実に8時間近くの長丁場だった。いててて、左足の向こうずねが痛い。K君に暴力を振るっているときに椅子の脚でこすって大きな擦り傷ができていた。スネに傷持つ身。傷だらけの人生。