Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

ひとりぼっちの羊飼い

昨日は次男最初の合格発表、無事三日月大学合格。第二希望の方だけだったら困るなと思っていたが二つの学部ともで、おめでとー!念のために調べてみたセンター利用も合格で、んー、そうかぁ、センター利用だけで良かったのな…てことは3万5千円×4はいらんかったって事か。ま、結果論だけど。まだ本命のトコの発表は先だけど、とりあえず浪人は免れたってことで、「もうね!韓非子って名前は一生口にしないと思いますよ!」と晴れ晴れした顔で言う。んー、親ばかだけど、君だったらもっとちゃんとやれば国立も行けただろう、もったいないなぁと心の中で思う。しかし彼は、やりたいことをやってノンビリ毎日を過ごし無理せず行ける大学に入る人生を選んだわけで、親としてはそっから先のことを勝手に思い悩まなくてもいいかと自戒する。一気に長い春休みが始まった息子、兄と共に久しくお邪魔していなかった父方の祖母のお家へと泊まりに行ってしまった。
サウンド・オブ・ミュージック―名作映画完全セリフ集 (スクリーンプレイ・シリーズ)お休みの日に一人になってしまった。どうしようかな。これからはこんな日が続いていくのだろう。一人で何かしら楽しみを見つけ、日々を過ごしていかなければならない。なにしようかな。これまで行ったこと無かった「スーパー銭湯」というものに行ってみることにした。行ったのは「すみれの湯」というところ。送迎バスを待って乗り込む。開いたドアからは施設から戻ってきたお爺さんが一人降りてくる。お爺さんお一人で楽しめましたか?すみれの湯。私は一人で楽しめるでしょうか。送迎バスには私一人。貸し切り状態。20分ほど揺られて到着。想像していたよりは、こぢんまりしているなぁ。
HPで予習していたのでシステムは了解済み、今回は岩盤浴は見送って、とりあえず入浴のみにする。早速脱衣所に向かい、入浴準備するのだけれど、わーー、裸の女の人だー。当たり前だけど。ここにもそこにも若い女性の裸身が。や、私も女なわけでこんなことでビックリするのも変といえば変なんだけれど、でも、女でも他のヒトの裸ってそうそう見るわけでないから、至近距離で若い女性の裸みると、ほぇーと思う。温泉行っても居るのはおばあさんばっかりなのよね。こんなふうに、胸もたわわで腰もきゅっとしまったお嬢さん達が笑いながら裸で通り過ぎると圧倒されてしまう。いやースゲーと心はおじさんのままいざ風呂場へ。とりあえず掛かり湯の後、寝っ転がるジェットバスやら露天風呂やら片端から制覇する。漢方の蒸気が間欠泉のように吹き上がるスチームサウナが良かったな。普段は烏の行水なので、かんなりがんばって浸かる。送迎バスに乗る前にバラエティショップで奮発して買ったトリートメントを使ってゆっくり洗髪、石鹸もコールドプロセスのハンドメイドを薄く削ったものを家から準備して丁寧に体を洗う。今からサウナでローリューサービスを行います!というアナウンスになんでも体験とサウナに移動、うわぁ熱!ただでさえ熱いのに、熱源にアロマ水を掛けて蒸気を増し、それを一人一人の方に大ウチワで送ると言うサービス、あついざんすーーー!ひーーー!二回三回と希望する人もいて時間がかかる。もういいよー、降参だー。はひはひ言いながらサウナから出た後はちょっと深めのジェットバスへ。うはー、かんなり強力なジェットの圧力が腰に気持ちいい。てか、背中かゆい。これってふくらはぎに当てると気持ちいいかもなと思い横を向くと、ん?隣の方の姿勢が妙。ジェット噴流に向かって太ももを高く上げて、え、それって、ドコに当ててるんですか?ソコですか?大丈夫ですか、こんな強力なのをソコに当てちゃって。いやいやいや、ナニゴトも経験、もしかしたらめくるめく世界が待っているのかも。んじゃぁちょっとマネしてみようかな、でも真っ向勝負は自信ないから、後ろからお願いします、っっって、無理!アカン!これ無理だって!体内に噴流がめり込む!瞬時に負けを認めてこれにてお風呂終了〜。
脱衣所で体を拭いていてもなかなか火照りは治まらない。下着とTシャツだけ着て化粧スペースに移動、鏡を見ると顔が真っ赤っかだ。化粧水をつけると顔の手触りがつるつるでビックリする。わー、何が良かったんだろう、漢方サウナかな。マッサージネクターを使って手足もゆっくり手入れする。いやー、なんか疲れたけど、面白かったな。
一時間に一本の送迎バスに乗って帰る。帰りの乗客は私を入れて3人。みな一人で来ている客。年配の女性、30代くらいの男性。みなさんお一人で楽しめましたか?私は案外楽しめましたよ。バスの外は夜の街。光る窓の奥には、何かしらの楽しみを見つけて微笑む人がそれぞれ収まっているといいな。