Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

最後の日

切ない大長編ソング「ハワイの詩」で田辺マモル氏は鳥にエサをやるのはなんで楽しいんだろうと歌ったが、私は息子がバスに乗って出かけていくのを見るのが好き。今日は高校の最後の授業、雨が降るとの予想だったので、いつもの自転車通学はやめてバスで登校するという。ベランダの窓越しにバス停へ向かう息子を見るのも今日が最後。いつも窓の中で手を振っても反応がないので、私が窓んとこにいるの見える?と以前聞いたら「窓の所にいるのは、なんとなくわかりますよ」とのこと。3年間あっという間だったね。私学の特進コースにも受かったし、どうせならもっと上のランクの高校にすれば?というのをあえて今のところにして、やはり違和感を感じながらずっと過ごした高校生活だった模様。クラスメートともあまり親しくならず、友達も増えず、部活もせず。でも少しは楽しいこともあったでしょう?のちのち思い返してふっと笑みが浮かぶようなことがいくつかあったならいいんだけど。定時よりも少し遅れてバス到着、乗り込む前にこちらの方を向き、二度三度大きく手を振ってバスに乗り込む息子。ありがと。いってらっしゃい、もうすぐ新しい生活が始まるよ。