幸せのBefore&After

昨夜胃腸がブレイクし、人間って長い管だったのねということをしみじみ感じる。お腹の中はスッカラカンで、休日も夕方近くまで伏せったまま。ようやく起き上がり、買ったまま放置していた山崎まさよし氏の新譜を鑑賞。「真夜中のBoon Boon」やー、好きですな、こういうミディアムテンポでからっとした趣の曲。同じテーマとしては「未完成」っていうのもあったけれど、骨格が昭和歌謡なものだから苦手だったのだ。作法が洋楽ってところが湿度の低さに繋がっているのかも。私の苦手な昨今の歌い方も最初のフレーズが気になっただけだし。サビのところも耳に残るが、それよりも「今夜もまだ眠れないのさ」のところの持って行きようがかっこいいなぁ。「幸せのBefore&After」もふんふんふんふんと進んでいくハイテンションナンバーですきすきすき。もしかしたら「Boon Boon」よりも好きかも。この曲もよくローリングして響く彼の歌い方にぴったりで聴いてて気持ちが良い。続くLIVE音源も、荒いっちゃぁ荒いんだけど、この人のLIVEの魅力は伝わるんじゃないかなぁ。おまけのDVDも盛りだくさんで、うん、買って大満足なのだった。

音楽CDの売上が急降下し、長期的にみて録音された音楽がますます無料化に向かう中で、アルバムリリースの販促手段となっていたライブミュージックが、ほとんどのアーティストの主要な収入源となりそうだ。それもビッグネームを含めての話。

映画はもういいから、コンサートに行こう

世の中の流れがこうした方向に進むのならば、その先鋒に山崎氏はいるのかもしれない。こんな風にしてゴキゲンな新曲を届けてくれることもうれしいが、何より彼が輝くのはLIVEのステージだと知っているので、こういう流れは願ったり叶ったり。