Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

Mr.9よ永遠に

足ぶら〜んでうたた寝中

坂本九トリビュート番組を見る。この人の声は楽器だなぁ。ロカビリーの歌唱法と細かいビブラートがアメリカの人たちを魅了させたんでは。日本語の母音と子音を分離させて、細かいシンコペーションをつけながら微妙なアタックでもってタイム感を出す。ほらほら、「世界の国からこんにちは」競作、よく世間で流れてた三波春夫バージョンの「こんにちは〜」は日本の歌だけど、九ちゃんの「こんにちは」細かく書くと「こんにっちは」で、これだけであのベタな曲がほんのり洋風になる。黒柳徹子が「九ちゃんは後年歌を習ってホントに歌がうまくなった」って言っててその後期の歌唱の映像も流れていたが、えー、そうかなー、なんかつまらなくなったなぁと思ってしまった。私は初期の独特な、どこかカントリーヨーデルも入っているんと違うかと思うようなあの歌い方のほうが、数段素晴らしいと思うけれどなぁ。
細かいビブラート、自在なシンコペーション、楽器のような歌声、高めのキー、山崎まさよし氏のボーカルは坂本九氏のそれと共通点が大いにあると思う。でも今日の2曲はその細かいビブラートがあまり出ないような歌い方、どちらかというと歌いだしの声がぐっと低くなる、なんていうか、かなり色気のあるボーカルだったような。こんな声で「ホラ」と言われて手と手を重ねたならですね、ともだちよりももっと先に進みたくなってしまうではありませんかっ!←バカ