Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

ナミダがこぼれないように

上を向いて歩こう坂本九物語 [DVD]
NHK-BSで放送される、坂本九トリビュートコンサートに山崎まさよし氏は出演するらしい。おぉ、そうか、そういえばミュージック・ガンボでも「上を向いて歩こう」を歌ってはったなー、とても素敵だった。メロディーを途中すこし変えていたような覚えがある。昨日「カバーアルバム発売」の話題についてすみさんがBBS(→こちら)に書き込んでくださったのだけれど、「上を向いて歩こう」について触れてはって偶然に驚く。トリビュートコンサートでは何を歌いはるのかな。またあの「上を向いて歩こう」を聞きたいものだな。
で、そのBBSの書き込みのなかですみさんは「音楽に名曲はない。あるのは名演奏だけだ」という金言を教えてくださったのだけれど、同じようなことをあにきさんもおっしゃっていて、これまた考えさせられる。

カバーがクリエイティブじゃないってのは、たぶん日本のミュージシャンの底が浅くなってるってことです。雪村いずみとティンパンの、服部良一カバーアルバムのようなのから、70年代までの演歌なんかまで、シンガーの力がきっちりしていた時代には、カバーだらけやったんですから。
自作自演さんたちにつまらないひとが多いのは、作品作りにこだわりすぎて、パフォーマンスの力がないからでしょう。一回、シンガーとかギタリストとして、他の人達に混ざったらいいと思うな。そうしたら、パート責任みたいなことが分かることでしょう。

その坂本九トリビュートコンサートにはアレンジャーとして前田憲男服部克久島健各氏の名前が挙がっているそうで、としたら、以前聞いて感動したギター一本での「上を向いて歩こう」ではなしに、アレンジャーによる新しいアレンジのもと、シンガーとしての登場なのかもしれないな。
同じようなことを考えておられるのがyayasujiさん。

出来ればワタクシの思うカヴァーアルバムの「理想」というのは「プロデュースチーム」とでも申しましょうか「選曲」も「アレンジ」も「演奏」もその筋のプロに任せて実力派シンガーが「歌」に徹して作り上げる・・・そんなスタイルで山崎氏が「歌」(ギターぐらいは演奏してもらってもOK)に徹してカヴァー曲を歌いあげアルバムを作り上げていったらどんなに素晴らしいだろうと思うわけです。

やっと・・・山崎まさよし・・カヴァーアルバム! - 酒とギターとまさやんと

そうそうそう、同じようなことを考えていたのだった。全てを自分でまかなってしまう、というのは、その人ならではのものは生み出せるだろうけれど、反面自らのキャパによって超えられない限界を作り出してしまうことにもなるのではないかなぁ。その道の達人にオマカセすることによって、可能性なり意外性が飛躍的に大きくなるのではないかしらん。…まーでも実は私は時として山崎氏のボーカルに「あ、苦手かも」と感じる時もあるので(なにせオカリナ系ボーカリスト好き)、とにかく実際に聞いてみないとハマるかどうかわからないのだけれど。