Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

カバーアルバム二つ

暑いのねん

 うっはぁ!山崎まさよし氏の新しいアルバムはカバーアルバムなんだそうだ。いやー、これはうれしいなぁ。

 2枚同日発売するカバー盤のタイトルは「COVER ALL-YO」(洋楽)と「COVER ALL-HO」(邦楽)。「YO」はエルトンのほか、スティービー・ワンダー「Superstition」(72年)を収録。ほかにビル・ウィザースのソウル曲「Just The Two Of Us」(82年)ではラテンバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスと初共演し、サルサ風に“料理”した。
「HO」では聖子やプリンセス・プリンセス「M」(89年)など女性歌手にも挑戦している。70年代に米で流行したモータウンサウンド調にアレンジし、作曲家・筒美京平氏(67)のトリビュート盤に収めた堺正章「さらば恋人」(71年)も再収録する。
yahooニュース

うわー「Just The Two Of Us」ですよ、グローバーワシントンJr。なにかをサルサアレンジで録音したと聞いていたけど「Just The Two Of Us」ですか!もうね、サルサ言うたらムカシのウイリー・コローンみたいなのしか知らないので「サルサのアレンジ」と聞くと「歌謡ムードROCKみたいになったらやだなー」と思ってしまう。でも「Just The Two Of Us」ならムード歌謡ROCKにはならないだろうから、ただひたすら楽しみだー!「Just The Two Of Us」について素晴らしい解説をなさっているblogがあったのでリンクしておこう。「SOUL MUSICを聴こう」さんの「『Just The Two Of Us』というLove Song」
いいなぁいいなぁ、他の収録曲はなんだろう。早く知りたいなぁ。年末のLIVEもカバー曲多めということなら、複数回行きたくなってきた〜〜!
山崎ファンの多くは、オリジナルアルバムではないため、このニュースに落胆するのかもしれない。私のようなのは少数派か?名曲を(たとえば「R&B世界遺産」と呼ばれている曲を)山崎氏がアレンジして歌うのだ、興奮せずにおらりょうか。
喜んでいる反面、やはりカバー集としてカバーばかりをそろえて出す、という形には残念だなーという気がしないでもない。日本の音楽産業やファンの「決め付け」というものが有りはしないか。思うに、山崎氏くらいのミュージシャンであれば、作ろうと思えば難なく「オリジナル曲」が出来上がってしまうだろう。ざくざくと。その出来に自らが納得できるか出来ないか、世に出すかどうかの分岐点は、そのただ一点ではないのか。そして、世の中によい曲素晴らしい曲が存在するなら、それを歌ってみたい・アレンジしてみたいと思うのは、ミュージシャンならば当たり前の欲求だろう。自作曲を世界の名曲と呼ばれるものと同じ場所において、それらのなかから今歌いたいと思うものを選び出した時、たとえば10曲中カバーが6曲、オリジナルが4曲、みたいな内容でも全く問題ないと思うが、それでは「才能が枯渇した」みたいに言われるのかな。なぁんか頑なな「オリジナル信仰」のようなものが、あるような気がしてならない。「世の中にエエ曲がいぃっぱいあるんにゃから、もう自分で歌作らんでもええんとちゃうんかなぁって思うんよ」ってMCで言ってはったのは有山さんだっけ。
あにきさんのblogで感銘を受けたものを引用。名曲は時を越える。

(略)
 進行は、ポール(・サイモン)の歌をいろんな人がやるライヴなんよ。それがもう、宝物のような演奏でね。まあなんといっても曲ね。曲が際立ってるんやね。だから最高のパフォーマーがやると、余計にいい。ポール本人がやるよりもはるかにいいライヴが続いたのでした。僕はこの日のパフォーマンスそのものを保管しておいてもらいたいけどね。
 楽曲ってやっぱ、だいじやね。この二つの番組で痛感した。時代を超えるのは曲やわ。

POPよもやま : 二つの番組

本日長男誕生日。19歳おめでとー。