Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

台風の夜

ソコがいいの

あぁ、もう一週間がたってしまったんだな。早いなー。台風4号が近畿に近づきつつある先週の土曜日、ジャマーバンドとパラダイス&ランチのLIVEを見に、四ツ橋にある小さなLIVEハウスに行ってきた。「ビートルズ」というお店は駅からすぐのビルの地下一階。「いかにも」なエントランス、狭い階段を下りていき扉をぐいと開けたら突き刺さる視線。入り口横のカウンター席は渋いおじ様たちで埋まっており、立っている人スツールに座っている人でふさがれて、なんだか奥に進みにくい雰囲気。「やぁやぁ大阪ジャマーズ!台風やのによう来てくれたなー」というヒロジさんの声が聞こえてきて、ちょっとドギマギは落ち着いたが、しかしもう始まる時間ではないかいな。今はなにをしているところでしょうね?カウンター周りの人たちは両バンドのメンバーさん達、「奥にいって!奥に!」と言われてごめんなさいといいつつ進むと細長いカウンターの向こうはLIVEスペース、中央にテーブル、壁際にも細いカウンター式のテーブルと椅子が並んでいる。ぱらぱらと座っているお客さんがみんな女性というのが、バンドメンバーのフェロモンのなせる業というかナンというか。ステージの中央と相対する奥の席にYUKさんがいらっしゃっており、お久しぶりですーと横に座らせていただく。うわー、狭いなぁ、ジャマーを見るのはだいたいJACKLIONでなので(おぉ、体育館ってのもあったけど)、こんなに狭いところでのジャマーというだけで新鮮。
今回初めて聴く曲2曲、「桂枝雀が死んだ夜」と「大阪ミナミハーレムナイト」。「桂枝雀が死んだ夜」いいなぁ!ラヂオが僕の青春だった、というテーマでは「ロックをやろう」がLIVEの定番だけど、私はフォーク色の強い「ロック」よりもAORのコッチのほうが断然好き!キンジさんの喋り混じりのナンバーが好きっていうのもあるけれど。いやー、誰が ♪小米、小米… ひな子が呼んでる〜♪という歌詞であんなに洒落た歌ができると想像する?あにきさんのツボをはずさないオブリガートが素敵。「大阪ミナミハーレムナイト」は泉州たまねぎファイターズのカバー。コレが!もうむちゃむちゃかっこいいのだった。しっかりしたコーラスワークというジャマーのいいところが遺憾なく発揮されて、力強いファンクネス。楽しい!いいなぁいいなぁ、こういう曲をがんがんやって欲しいなぁ。「ホールド・ミー」とかね。人生の薀蓄を語るしみじみ路線はまだまだ早いと思うし、ジャマーにはいつまでも「んもう、かなんおっちゃんたちなんやからぁ」とあきれさせて欲しい。
パラダイス&ランチはカバー中心のブルースバンド。顔面すべてで歌う萩原さん。んー、萩原さんって、どっかですごく良く似た顔や表情の人知っているような気がするがいまだひらめかず、もやもや。こちらもどちらかというとボーカルのキャラクターを味わうバンド、かな。なのでパラランの「今日の一曲」は日本語歌詞の「Whisky Day」。サントリー山崎蒸留所見学の歌。バンドのムードも楽しいのだが、見ているカワバタブラザーズの盛り上がりも楽しい。客席で思いっきりでっかい声でコーラスつけてるし。MC途中でいきなり「なぁ、ギターのこ、なんていうん?ええわぁ、ギター」ってあにきさん萩原さんに話しかけてるし。そしてジャマーメンバーの絶妙なはやし声。こういうLIVEはどれだけ力のあるお客さんが見てるかで、ずいぶん楽しさに差が出ると思う。
今回残念だったのは、LIVEハウスの音。ジャマーの時、音が割れてきつかった。ビートだけで踊り狂う若い人の音楽ではないのだから、もうすこしきっちり音を作ってほしかったなぁ。特にあにきさんのボーカルが入ると酷かった。翌日も耳に影響が残るのと違うかなと思ったくらい。ん?あにきさんの声量が人知を超えているということかな?
LIVEが終わってにこにこしてはるのを見てチャンスと思い、あにきさんに「ソロLIVEをしてください!」と強引なお願いをする。まぁそのうちねとおっしゃるあにきさんに「バンドでしてくださいね」とさらに注文つける。えー、バンド?ギター弾いて一人で歌ったらイイんとちゃうの?とおっしゃるが、いいえいいえ、やっぱりバンドで!ぜひバンドで!「ううーん、じゃぁ考えとくわぁ」よっしゃ!しかと聞きましたよ!やたー!!