Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

少年よ大志を抱け

これはトラピスチヌ修道院です

長男大学入学式。そもそも大学の入学式には行くつもりは無かったのだった。だって、大学ですよ?大学生。どんな顔しておかーちゃんがついて行くのか?しかし、会う人会う人「え?行かないの?なんで?一生に一回しかないんだよ?」と真剣に問うのだった。昨年同じ大学にお嬢さんが入学したパートの先輩さんも「たくさん来てるよ、行けば?」とおっしゃる。自分が大学生になった時には当然親は入学式には来なかった。兄が入学した時も同じ。ううーむ。しかし定期を買わなければなぁ。定期代がいくらか見ていたら、おぉ、阪急はクレジットカードで購入できるのね。じゃ、ポイントがつくからカードで買いたい、ということは私がついていかないとなー、という理論武装をして、入学式に行ってきた。
三日月大学にいくのは初めて。おぉ、「綺麗な大学」といわれるだけのことはあるな、なんだかよく出来たヨーロッパを模したテーマパークのよう。芝生の左右に配されている校舎はみな背が低く、丘?山?の上の空がぱぁっと広がって芝生に映えとてものどかでキモチがいい。とりあえず「入学式」の看板の前でお決まり写真を撮って式場へ。
男子も女子も黒っぽいスーツ姿。みな就職活動&慶弔に転用できそうな。どこにもそうした規定はないのに、結局皆同じ格好になるのだなー。まぁ男子はわかるけど、女子はもっと色んなタイプの格好があるのかと思っていたが、驚くほど皆同じデザインと着こなし。黒の二つボタンの上着にタイトスカートもしくはストレートパンツ。中はブラウスかカッターで喉元を開けて襟はジャケットの上に出して。うわー。みんな同じだー。で、この「皆同じ格好」で就職活動するのね。
自分の時の事を思い出すと、多種多様な格好をしていたように思う。私はシルバーグレーのスリーピース、上着丈は短くスカートにはタップリとしたフレアーが入っていた。華やかなワンピースの人もいたし、ジーパンの人もいた。と言うか男の子はスーツ姿なんて殆どいなかったのではないかなー。
今まで「いちいち壇上に掲げられた日の丸に礼してから物事を進める式」にしか出席してこなかったので、キリスト教に則った式は新鮮。賛美歌、祝辞。グリークラブ・応援団&チアリーディング。1時間半後式は終了。
それにしても、女の子はガッツリ化粧して「あれれ、本当に18?19?」と聞きたくなるような人が多い。男の子は「遊んでます」「勉強してました」の両極端にわかれるカンジ。「ななな、明日からもう私服でええんやろ?」と囁きあう、ついこないだまで高校生だった男の子達。ははは、その身に合わないスーツだって君の「私服」のうちの一つだよー。そのまま新入学生はガイダンスへ、父兄はひたすら待つ。ベンチで待っていたら上から鳥の糞が足に落下、きゃー、やめてー。
結局、帰り道梅田でカードで定期を買う目論みは、あまりの購入希望者の長蛇の列で断念、明日の朝現金で本人が購入する事に。ふー。前途に幸多かれ。