Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

激安ツアーで物見遊山

がおー

二泊三日で北海道に行ってきた。長男も大学受験が終わったし、ここらでちょっと旅行でもという話になった時、最初は城之崎あたりで蟹食べようとパンフレットを見ていたのだが、んんんん?大阪から一泊で城之崎に行くのと同じくらいの代金で行ける格安北海道ツアーを母が見つけたのだった。旭山動物園→札幌→小樽→函館のバス強行軍。スポンサーの母は函館の夜景が見たいと言い出し、「最初の日の夕食はタラバ・ズワイ・毛がに食べ放題」とあったので蟹蟹蟹蟹蟹蟹とうなっていた長男も納得、次男も蟹食べられるならどこでもいいということなので、北海道に決定、おばあさん&娘&孫の4人はツアーに参加したのだった。
いや別段「話題の旭山動物園」にぜひとも行きたかった!というわけではないのだが、行けば行ったで、ザンブリとこちらに向かって飛び込むシロクマ(勢い余ってガラスに頭をぶちつけゴーーンと派手な音を立てていたが痛くないのか)やら、ぬぅぅとガラスの筒を昇ってくるアザラシのまるまるとした胴体などを間近に見るとキャーキャーはしゃいでしまう。延々往復5時間ほどかけて見にいく(動物園滞在時間は1時間半ほど)価値があるのかといわれるとナンとも言えないが、まイイんです、その道中を母と私は他愛の無い事を喋り、長男はひたすら眠り、次男はせっせとライトノベルを読むという、各自がやりたい事が出来たのだから。あとはオマケみたいなもの。
札幌のキリンビール園で「蟹&生ラムジンギスカン&お寿司食べ放題」の夕食をとり満足。5年分くらいの蟹を摂取したか。ラムのジンギスカンを初めて食べたが、臭くなくて美味しいのね。1時間の制限時間だったがもともと胃袋の小さい一家、1時間で充分です…
北海道なのだからと覚悟して行ったのだが、気温の割に体感温度はそんなに寒くないような。慌しく見てまわった小樽でも、顔はひんやりと冷たいが思ったほど風はつらくなかった。小樽ではベネツィアガラスの美術館だけを見て自由時間終了。2日目の小雨まじりの函館山夜景観光は寒かったなー。記念撮影は何かの拷問のよう。夜景は、香港が縦に積み重なる光の美しさだとすると、函館の夜景は横にダイナミックに広がる光の美しさ。寒くても、これは行って良かったと思わされた光景。三日目の函館五稜郭では「戦闘マニア」の次男が語る語る。
激安バーゲンツアーゆえ、食事や宿の豪華さは求めてはいけないのだが、三日目の昼のメニューの選択をしくじり、「海鮮丼が食べたかったラーメンも食べたかった」と嘆く長男。箸もすすまず「メニューを決めるときに居眠りしているのが悪い」と言われ落胆する様子に、「じゃ、まだ自由時間があと30分あるからラーメン屋さんに行こう!」と二人で走る。近所にあったラーメン屋さんの幟には「東京ラーメン」とあったが、背に腹は替えられない、北海道で食べる東京ラーメンでもいいや、とにかく飛び込んでラーメンを食べる。そのうえ「こってりとんこつ味」を頼む長男、いよいよ九州なんだか東京なんだか北海道なんだかわからんなー。でもお店は地元の方で賑わっており、美味しいラーメンだった。「なんかね、チャーハンみたいな味のスープのラーメンです、食べた事無い味で美味しい」と長男も笑顔。良かった良かった。食べるのが遅い長男もがんばりバスの集合時間にぎりぎり間に合って、慌しいツアーの締め括りに相応しい昼食となった。もうオナカ一杯。
格安ツアーの悲しさよ、羽田で飛行機を乗り換えての帰阪。夜どやどやと帰ってきた人間達に驚いてケージの隅でフリーズするデグー。ただいまー。楽しかったよー。