Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

サクラサク

これはビオラですけども

よくお勉強の出来る子のお母さんに限って、世間話のなかで「ウチの子、遊んでばっかりで困るワー」とおっしゃる。で、するするとお子さんは「イイ学校」に合格したりして、なんだかなーと思うのだ。だから、そんな場でもそういった謙遜は言わない事にしている。概して息子らは勉学に対してガッツがないので、私が「息子はあんまり勉強しなくてね」と言えばホンマに勉強していないし、「勉強せんと寝てばっかりなんですよ」と言えば、ホンマに寝てばっかりなのだ。年が明けてからもずーっと寝ていたものなー。私学なので3学期にはもう学校に行く事もなく、昼2時くらいまで寝てお昼食べてまた昼寝して、晩御飯で起きて学校から帰ってきた弟としばらく遊んで、で、日中それだけ寝たら夜を徹して勉強するのかと思いきや2時ごろには本格的に寝てしまう。あまりに寝るので次男も「あの人はなんであんなに寝られるのかワタシにはわかりません!病気なんじゃないでしょうかね?」と言っていた。
そうこうしているうちに(正確に言うと寝ているうちに)、受験シーズンが始まった。浪人はしたくないんですという希望なので、四つ程大学を受けたのだが、正直言って実力不足、どこにも引っ掛からないのではないかと思っていた。
蓋を開けてみると、おぉ、でかした!いっこだけ合格したのだった!よっしゃよっしゃ!それも、これまでの模試では「ちゃんちゃらおかしいぜ」という判定しか出ていなかったところ。寝てばっかりだったのに、よう通ったなー。ビックリだなー。
「僕が一番ビックリですぅー」と長男。勝因を聞いてみると「国語の長文が、駿台の模擬試験で出たのとまったく同じでしたー。面白い内容だったんで、テストの後でじっくり読んだんです。その模擬試験は京大やら阪大やらを受ける人用ので、僕は普通だったら受けないヤツなんですけど、間違えて受けてしまったんですー」とのこと。おぉ、ダテに18年「ぼうっとしててヘマをする人生」を過ごしてきたわけではないということか。まぁナンにしろ結果オーライ!めでたく四月から大学生となることが出来たのだ。おめでとうー。
ま、そんなこんなで、これから道端で知ったお母さん方にあったなら言わねばなるまいよ、「うちの子、寝てばっかりで勉強してなかったから、合格なんてマグレよー」と。下手な謙遜ととってくださって結構ですから!