Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

「クリスマスの約束2006」補足

あきれかえるほど素敵♪

三回連続で小田和正さんの「クリスマスの約束2006」について書いてしまうのだけれど。まず!「クリスマスの約束・再放送」で検索されてココにいらっしゃる方が後をたたないのだが、1月21日に岩手放送でオンエア予定あり!岩手に知己のいらっしゃる方はお願いしてみるが吉。いらっしゃらない方は、岩手の便利屋さんに録画代行をお願いするのも一つの方法。私がHPから連絡を取ったところは「DVDでは出来ないがVHSならばOK」という返事を頂いた。GOLDEN J-POP/THE BEST 斉藤哲夫HPを持っている便利屋さんは少ないので、ご近所のNTTに行かれて岩手の電話帳を参照し、直接交渉されると良いと思う。TBSに放送翌日に再放送の予定を問い合わせてみたが「未定」とのこと、また、地方局はその局の裁量で再放送するかどうか決めると書いてあったので、再放送のリクエストはTBSにせず地元の放送局にするのが良いと思う。
さてさて、「クリスマスの約束2006」の感想を読んでいて感銘を受けた文章。miyucoさんの「milk pan,milk crown」より。

『グッドタイム・ミュージック』
この曲を聴いたのは何十年ぶりだろう。斉藤哲夫の曲だということすら忘れていた。歌い出しを聴いたとたんに鳥肌がたちました。大好きでした。「素敵なコンサートに呼んでいただいてありがとうございました」と斉藤哲夫に言われた小田さんの破顔一笑。とびっきりの笑顔でした。
(略)
『I LOVE YOU』 を書いたのは尾崎豊18歳のとき。
『悩み多き者よ』斉藤哲夫が19歳のときの作品。
「僕は20歳だった。その年齢が人生で最も美しい時期だとは誰にも言わせまい」ポール・ニザン『アデン・アラビア』
1970年代にはとてもポピュラーだったこの言葉。マンガやエッセイなどによく引用されていました。若かりし彼らが作ったきらめくような音楽を聴いて、こんな言葉を思い出してしまった。
若くしてスターダムを駆け上がり、何かに翻弄されるように死んでしまった尾崎豊。あんなに早く死ななくてもよかったのに。生き延びて、小田さんと同じステージに立ってほしかった。生きていたら、「音楽をやっていてよかった」と言ってくれたかな。

http://blog.so-net.ne.jp/miyuco/2006-12-29

生田敬太郎&斉藤哲夫本当に、斉藤さんの「音楽をやっていてよかった」という言葉、夭折した尾崎氏の事を思うと、胸が衝かれる。「悩み多き者よ」や「バイバイグッドバイサラバイ」や「グッド・タイム・ミュージック」という素晴らしい歌を生み出したにも拘らず、世間の認識は「CMソングの一発屋」といったもの。それでも、地道に誠実に歌い続けてきはったのは、やはり音楽に対する敬意と愛情を斉藤さんが大切に持ち続けてこられたからだと思う。糸井重里鈴木慶一作の「今の君はピカピカに光って」については、以前このように仰っていたそうな。2001年5月のヨシンバとのLIVEにいかれた方のレポから。

『今の君は〜』を歌うことについて、「この歌もね、今では気合を入れてしっかり歌ってます」とのこと。「ヒットには縁が無いけれど。まぁ、ちょっとは狙ってますけど(照笑) 好きなようにやらせてもらってます」のお言葉には、ご自身への誇りのようなものを感じました。

本当に「一辺の木の葉のように」、音楽によって翻弄された人生であったとしても、それでも「音楽をやっていて良かった」と斉藤哲夫さんがおっしゃったこと、若いこれからのミュージシャンにはしっかりと受け止めて欲しいと思う。
君は英雄なんかじゃない全然関係無いけれど、miyucoさん、私も畠中さんの「若だんな」シリーズがお正月の友でした!まだ文庫になっていないのを今日図書館に借りに行ったら全部貸し出し中でガッカリ。で、ウチも長男18歳ですー。もうすこしでセンター試験ですよ、どうしましょうね?ウチはネガティブな長男、お喋りな次男、です〜。
あとちょぼちょぼ感じた事を。斉藤さんのお嬢さんお二人がエンディングに映っていたが、お二人はLIVEでサポートもされている。http://d.hatena.ne.jp/cocoanuts/20040422
URC シングルズ(2)そうして、読ませてもらった感想のなかで斉藤さんの曲を昔のフォークソングだ、とおっしゃる若い方が何人かいらっしゃったが、あのねー、ホンマに「昔のフォークソング」を聞いた事があるかね?と思ってしまったな。「昔のフォークソング・メッセージソング」と「悩み多き者よ」を聞き比べると、どれだけ「悩み多き者よ」が普遍的な輝きを持った曲かわかってもらえると思う。逆にいうと、昔ちまたに「メッセージソング」が溢れていたとき、「悩み多き者よ」が流れると、これは「違う」な、と感じたもの。
山崎まさよし氏のLIVEで手拍子について考える事が多かったので、このイベントでも気になった。「グッド・タイム・ミュージック」で手拍子してるぜ!うはー。と思ったら、以前の日記を手繰ったら、「クリスマスの約束2003」を見た時も同じことを考えていたのね、私。→http://d.hatena.ne.jp/cocoanuts/200402