Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

お正月!

迎春ネイル

あけましておめでとうございます。今年もドウゾよろしくお願いいたします。あー、オナカが減らない。おなか一杯のまま次の食事をとる日々。
晦日ダイエーをウロウロしていて、オペラのマニキュアを買ってしまった。うわー、このデザイン良く出来てるなぁ!ちょっと前にカネボウメディアのマニキュアを買ってコストパフォーマンスに満足していたのだが、このデザイン見たら欲しくなってしまった。減ってきた時に筆につく量が少しでも多いようにマニキュアはメディアののように縦長が好き。でもやはりすこし形に遊びが欲しいし、安定感も欲しい。このオペラのは持ち手がイレギュラーに凸凹していて滑りにくいし、パールも少し入っていてバロック真珠のような風情。ボトルの形もほんの少しだけ底面積が広がっていて安定感がある。小さいマニキュアなので、もう全身から可愛らしいオーラが出ているのだ。いいなぁこれいいなぁ。久しぶりのデザイン買い。350円しなかったし!
夜は格闘技も見ず紅白も見ず、ナニを見たかというとサンテレビ阪神タイガース特番。そこでトレスアミーゴス崩れ石田長生清水興斉藤ノブ氏のスタジオセッションを2曲見た。♪OH!阪神タイガーース!フレ・フレ・フレ〜 うはは、ゴキゲンさんな人たちなのだったー。
元旦は近所の神社へ。長男おみくじをひいたら「大吉」、おぉよかったねー。合格のお守りと破魔矢を購入する。あぁしかししかし、タクシーで家に帰るとき、荷物で一杯のトランクをえいと閉めたらなにやらヘンな音がした。うわっ!買ったばかりの破魔矢がトランクの蓋に押されてぺしと折れてるがなー。大丈夫か〜、我が家!


Ohno blogさんの「正しいことと重要なこと」より。メディアにおける男性と女性の扱われ方についての考察。

例えばおばさんやブスと結婚する男は陰で笑われても、若い女や美人と結婚するキモメンは笑われることがない。中年男性が若い女性と結婚しても好意的に捉えられるが、その逆は嘲笑の対象となりがちである。

あ、なんかこれデジャヴ。これって長らく山崎ファンをしていると、すごく身近に感じられることだな。だから話はフェミニズムジェンダー論、非モテの話からずれるけれど書く。

全く同じことが、日本のポピュラー音楽を愛好する中年女性をどうとらえるかにも当てはまる。おばさんが新しい世代のミュージシャンのファンになるということは、母性的な感情からくる若いツバメ選び的なものか、あるいはずっと先鋭的に音楽を聴いてきたプロかの2種類しかないと認識される。ごくふつうの音楽ファンという立場は、悲しいかな、許されないのである。
 若いミュージシャンに中年男性ファンがついたときは、実力が認められたとされるのに、中年女性ファンが増えたら、やれマダムキラーだの、母性本能をくすぐるだのと、音楽性と全く関係ないところで語られ、揶揄の対象になる。
「より良き未来のために」

1999年に書いた。山崎まさよし氏の音楽を愛する中年女性の心の叫びと読んでほしい。メディアにおける中年女性(恋愛弱者?)の扱いについての格好の材料だと思うので、この頃何かがあったか記す。当時山崎氏27〜28歳。初の連続ドラマ主演で一気にお茶の間での認知度が高まり、それに伴い女性ファンも増えた。もともと彼の音楽は、deepなブルーズのほかに、キャロル・キングであったりポール・マッカートニーであったりの70年代音楽が根幹としてあったため、その年代に音楽を愛好していた世代の支持が多かった事も頷ける。で、その頃の山崎氏は、連続ドラマの主役をはるくらいであるから、見た目もナカナカだったのだ。かっこいいやん、音楽もしっかりしてるやん、きゃー!そんなとき44歳の女性の投書が朝日新聞「ひととき」欄に載る。1999年2月23日付け。どんなに彼の音楽を愛しているかを縷々書き綴った文章だった。

聴き入りながら思わず体が揺れ、心躍らせる私は44歳のおばさん。(略)奥さんやお母さんじゃない私がいてもいいよね。40代は不思議な年ごろ。

恋愛する中年女性の絶対数が少ないのは事実と言っていいと思う。家庭を既に持っている人が多いんだもの。家庭を捨ててまで恋愛に走るでもしないと、中年女性の恋愛は表に出てこないだろう。「私の周りにはこんな人がいた!」と語られる時、もうすでにその人はある意味「特異な存在」なのではないかしら。そんななか、「普通の主婦がココロときめく体験をしている」ということを知らしめたこの投書は大いなる反響を呼んだのだった。同様な思いを書き綴った40代女性からの投書がぞくぞく寄せられた。私も山崎まさよしさんのことを思うと10代のようにワクワクする!そうしてあまりの反響に朝日新聞は4月に特集「アイドルに恋する40代」という記事を載せるのだ。山崎氏はアイドルか?そしてそれは朝日新聞だけでなく、女性週刊誌にも飛び火し、★30〜40代女性の新アイドル出現!朝日新聞に載った投書に「私も!」「私も!」山崎まさよしに「眠れぬ主婦たち」という記事が出たのだった。その後山崎氏が「うたばん」に出た時も、「年上の女性が熱烈に支持している」ということを石橋氏がしつこく突きまわしていた。
この一連の流れの底にあるのは、記事を書く側の「40代のおばさんでもトキメくんだ!」という揶揄に近い感情だった。そうして「なぜ彼は中年女性からも熱い支持があるのか?」という疑問に対してメディアが出した答えは、「母性本能をくすぐるから」というものだった。なんやそれー!中年女性をなにがなんでも「おかあさん」というワクに押し込めておきたかったのね。
どんな音楽が好きでもいいじゃないか。きゃー、ええわぁとぽぉっとなってもいいじゃないか。なのにおばさんであるというだけで、その誰かを熱狂的に支持する行為は馬鹿にされるのだ。韓国ドラマ好きに対する揶揄もそう。ある程度の年齢になったら、もうキャーキャー好き好き言うてんじゃないよ、ホレあれ見てみ、みっともないったら!というのがキーノート。おばさんは、それだけで揶揄される存在であることを自覚して自衛していかないと、やっていけない存在なのだ。あなたの周りのおばさんの不敵な笑いの鎧の下には、押すとやわやわと涙を流す乙女の素顔があるのだ。