Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

幼児はおねんねの時間です

粟をいただいています

開いた口がふさがらない。ナニを考えているのだ。
山崎まさよしHMAツアー高松公演で、2歳の子供を舞台に上げたそうな。http://myjaloppy.cocolog-nifty.com/kokomj/2006/12/hand_my_address_89bb.html
まず、2歳児を終演が9時を過ぎる大音量のコンサートに連れてくる親が信じられない。子供の健康は自分の趣味の二の次なのか。

子供を見てくれる人がいないならベビーシッターを雇えばよい。ベビーシッターが雇えなければあきらめればいい。コンサートに行くのは、大人の楽しみなのだ。なぜ「大人の楽しみ」かといえば、音楽を楽しむ空気を参加者全員で作り上げていくということは大人でないと出来ないからだ。その点を理解出来ない年齢の子供を連れて行くことは、一緒に時を過ごす人たちへの裏切り行為であり甘えだ。コンサートホールは貴方の家の茶の間ではない。年端も行かない子供を連れて行くことで増すリスクには周りの人間は目をつぶれ、というのはあまりに傲慢な考えだ。ウチの子は大丈夫なんて言っていても、実際その場になってみないと小さい子のご機嫌なんてわからないではないか。それともナニかい?その幼児は、しばしば夜間の爆音になることもある長時間のLIVEに参加しており、そうしたシチュエーションでも動じないという納得いくデータがあるのかい?もしそういう経験を豊富に持っているとしたら、今度は聴覚への影響が心配されると思うがどうだ。
子供は、自分が子供であり、こういった場に参加するときは背伸びして大人として振舞わないといけないと自覚できるようになって初めて、大人の世界へのデビューを認められるのだ。おーおー、よしよしとナシクズシにオコサマを迎え入れるのであるならば、その場はそのうち大人が存分に楽しめるようなものではなくなって行くだろう。
だから、今回ステージの側の人間が、2歳児がLIVEに来ることを認めるような行動に出たことが信じられない。やっかむ声が多いため会場の殆どを占める若い女性のグループを選べないという制限によって、ファミリーや年配者、男性などが選ばれるのだろう。そして幼児連れのお母さんは格好のターゲットになったのだろう。まったく「浅はか」としか言いようが無い。自分で自分の首を締めている。このままでは、近い将来、大人の態度で大人の音楽を聴きにきた人間は彼のLIVEから離れていくことになる。それでいいのか。それが方針なのか。山崎まさよしの音楽はオコチャマ向けのものなのか。そうでないならば、2歳児のLIVE同伴を認めた今回の行動を、猛反省していただきたい。
しかし考えてみると、年齢的にはもう充分大人であっても、「音楽を楽しむ空気を参加者全員で作り上げていくということ」が出来ない、他者に対する意識が働かない人がLIVEに来ていることも事実だ。次の文章は97年あたりの山崎LIVEの様子をもとに書いた「ライヴの私物化を許すな!」からの抜粋。

 静かな曲のイントロが始まった時に、ふざけた茶々を入れて笑いを取ろうとする者、ライヴ内容とまったく関係なく、まるで友人にするような世間話を大声でステージに向けてしだす者、とりあえず自分に視線がむけられるまで叫び続ける者、流れを無視して自分の要求を通そうとする者。

 なぜこれほども傍若無人な客が出現するようになったのか。そもそも、こういう輩を客と呼ぶのはおかしい。サッカーにおけるサポーターとフーリガンの相違にならい、「お子様」と命名する。もちろん年少者でも常識をわきまえた客もいるだろうし、どれだけ実年齢がいったとしても、お子様のままの人間もいるだろう。

 さて、お子様排除のためには敵の特性を知らねばならぬ。まず、お子様は出会いの場所における集団の中の個として、自分を捉えることが出来ない。対象と我の直線的関係にのみ価値を見出すのである。
 そしてお子様はちょっとでも甘い顔をすると、すぐつけあがる。どんどんエスカレートしてしまうのである。親しみやすい、客と近いミュージシャンとされる人たちに被害が集中する所以である。
 また、お子様は音楽にノルことと、むやみにはしゃぎまわることの区別ができない。さらに、お子様に相手の気持ちや場の空気を察するという高尚なことを期待してはいけない。

「奇跡の人」での認知の拡大に伴って、いわゆる「ミュージシャンとの心理的距離」がひろがったために、この傾向は減ってきたように感じていたのだけれど。でも、今回「幼児同伴」を知り、これはこの「お子様モンダイ」の進化形だなぁと思ったのだ。「音楽を楽しむ空気を参加者全員で作り上げていくということ」が参加者の務めであるという点が理解出来ないから、幼児をLIVEに連れてきてしまうのではないか。そして、主催者側が「幼児かわいいねー、よくきたねー」と考えナシに容認することは、そうした「音楽を楽しむ空気を参加者全員で作り上げていくということ」を自ら放棄したことに他ならない。


全然関係無いが、buckcherryさんのblog(http://ameblo.jp/buckcherry/entry-10021504899.html)のこの一文

登場と共にコロンの香りがしました...

最前列でご覧になったギター弾きさんのお言葉なのだが、うわー、フレグランス好きとしては非常に気になる!コロン、なに使ってはるんやろうーーー!