Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

綴り方演習

お手上げです

随分間があいてしまった。日記を書かなくちゃと思うのだが、新しい仕事を始めた影響で書けなくなってしまった。なれない事をすることによる疲れもあるのだが、なによりその仕事が、日がな一日、推敲されないまま急いで書かれた文章に多数目を通してそれに対し素早く判断することなので、自分の頭の中の「文章を作り出す回路」のようなものが疲弊して磨り減ってしまったことがおおきい。多分「良い文章」「名文」に数多く触れることにより、少しはそうした回路が複雑になったり磨きがかかったりするだろうとは思うのだが、ならその反対もあるのではないか。という訳で、一日一日を送るのが精一杯、その精一杯な毎日を書き綴る頭の使い方もよくわからなくなってしまったというお粗末なのだ。
で、どうやって文章って書くのだったかなー、と思い、ムカシ聞いてじんとした他人の作文を思い出して自分なりに書き直してみる、という事を練習としてやってみた。お手本はウスイ君の作文、これはいつ頃だったか、国語の時間に先生が読み上げたもの。その内容をお借りして書いてみる。

シロ
 僕が小学校4年生のとき、飼っていた犬のシロが病気になりました。いつもは庭に繋いでいましたが、シロの元気が無くなってきたので、玄関のたたきに段ボール箱を置き、中にタオルを敷いてそこにシロを寝かせておくことになりました。ある朝見てみるとシロはぐったりとしていました。「シロ。」と呼ぶと寝たまま少しだけしっぽを振りました。僕はそばにいたいと思いましたが、おかあさんが学校に行きなさいと言ったので、学校に行きました。僕は学校にいる間ずっとシロのことを考えていました。その日はなかなか時間がたちませんでした。
 やっと学校が終わり、僕は走って家に帰りました。玄関を開けると段ボール箱は空になっていました。僕はいそいで靴を脱いで家にあがり、おかあさんを探しました。家の中はしんとしていて、誰もいないようでしたが、おばあさんの部屋のふすまが開いていたので、おばあさんが正座しているのが見えました。おばあさんはうつむいて泣いていました。

ううーむ、もっとウスイ君の作文は簡潔で、だからこそ余韻があってじんとしたんだけどなぁ…なんだろう、「僕」を置く数や位置を考えた方がいいのか。それとももっとあからさまに「心配」とか「どきどき」とか「胸が締め付けられる」とかそういう言葉を入れたほうがいいのか…「おかあさん」「おばあさん」を「母」「祖母」にかえたくはないしなぁ…あぁ、他人の文を評価しているうちに、自分の文に対する判断が出来なくなってしまったよぅ。

今年アルバムやシングルのリリースがあったのでKeisonのキーワード編集をしてみた。そこにも貼ったが、Keison「太陽」のPVがあったのでこちらにも貼っておこう。キャー、Keison〜!