Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

2年半

冷え冷えプレート愛好家

そういえば「ファンサイト寿命2年半説」ってのがあったなぁと読みながら思ったのがid:yumizouさんの「ファンブログもブログのうち」というエントリー。私も以前やっていた山崎まさよしファンサイトを3年弱でやめてしまったのだが、yumizouさんがお書きになっておられる「読者が増えることによるストレス」が、やはり大きな要因だったかな。
ミュージシャンはどうしても音楽の内容が年月を重ねるにつれ、変化していく。それは当然の事だ。受け手の側の趣味にその新しい流れがマッチすれば幸せだが、好みでなくなって行く場合だってあるわけで、それは誰が悪いわけでもないだろう。ま、自分がイチバン!と思う人は「裏切られた!」なぁんて言うのだろうけれど。山崎氏の場合、好きになりすぎて自分の願いと少しでもズレるとものすごく悪し様に文句を垂れる人が多いなとは感じていた。その同じ轍を踏み無くなかったのだ。
たくさんの熱心な山崎ファンに読んで頂いていた。まだblogというツールが無い頃だったので、全て「HP制作ソフト」を使ってリリースやLIVEやメディア露出などの感想やらお便りやらを日ごとに更新していた。新しいリリースやLIVEがあれば「あの管理人はどんな感想を書くのか?」という「声無き注目」を感じていた。未完成そんな折にリリースされたシングルが「Plastic Soul」であり「未完成」であったわけで、いやぁ、これらの曲がまさに私にとって「苦手」なものだったのだ!待ちに待ったシングル、HPに遊びにきてくださる方々は「どんな言葉で新しいシングルを称えてくれるか」固唾を飲んでいる。そんなところに「これってイイとは思えないんだけどな」とは書けなかった。なんとか言葉を濁して歌謡ROCKは「苦手」であることをアピールしつつ、「良かったわー!」という意見を取り上げて話を続けていく。アレンジなどに特化して感想を書いたり「歌謡ROCKとはなにか」なんていう一足飛びに構造的なところに注目したりして、苦しい更新は続いていった。同時に「あなたのHPは影響力が大きいから、思った事をストレートに書くのはいかがなものか」というご意見も頂いたりで、あぁ、ファンサイトは全面的にそのミュージシャンを肯定しきれる人がやるべきものだなぁと思い、プロバイダを変更するのを契機に更新をやめたのだった。
「山崎ラヂオ店http://radioshop.mods.jp/index.htm
今は多くの人がblogを書いている時代だ。前のように「大手ファンサイト」がいろんなファンを束ねるように場を作っていく事は無くなった。ファンがそれぞれ自分のblogで自分の思いだの感想だのを好きに書いていけばいい。で、思いが燃え尽きたり、ご本尊のミュージシャンの志向が自分とは相容れなくなったらさっさとやめてしまえばいいのではないかな?で、やっぱりそこでももしかしたら「ファンブログ2年半説」が生まれるのかもしれない。