Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

不公平

冷え板の上でのびてます

山崎まさよし氏のツアーが始まったので様子を読みに、いろんなblogやら公式HPのblogやらをうろうろする。なかなか評判がよろしいようで、自分が見に行く9月の末のLIVEが楽しみになってくる。いやー、しかしね、アンタ何様?って感想書く人もいるなぁ。この曲はココがダメだったとかこの曲はアソコがヘンだったとか、全ての曲がカンペキにコントロールされていないといけないのかね?それもアナタ好みに。LIVEだよ。全能の神となることを要求しているのかな?
途中の息抜きコーナーの演出も賛否両論。「不公平だ」とか「(自分に恩恵がもたらされる事が無かったので)悲しい気分になったのでダメな演出だ」とか、うわー。「恩恵を被るチャンスが公平になるように抽選にしてほしい」ってのまであって、お遊びコーナーにそんなに真剣になってどうする。抽選って。余分に時間かけてするようなことでもあるまい。同じチケット代払っているのに不公平だ、なんて言い出したら、そもそも前の方の席の人もいれば二階三階の席の人もいるわけでね。それに公演ごとにどうしても出来不出来の波があってアタリマエだしね。それがLIVEってモンじゃない?

id:magroさんのblog「無事なる男」の「つなぐもの」という項を拝見して、山崎氏と重なる部分が多いなぁと感じた。アジカンLIVEに行かれた感想。

それはライヴ中のノリについてもそうで、アイドルのコンサートのように、会場中が一斉にサビで同じ手の動きをしたりすることがあるのだ。(多いのが、親指と人差し指でピストルみたいな形をして、肘から先を前後に振るやつ)あれ、どうも僕は不自然だと思うのだけど、そういう盛り上がりを許容するのが今の日本のロックシーンなのだろう。
(略)
カジュアルにロックを楽しむことを否定する気は毛頭ないが、明らかにそれとは違うことがステージ上で行われているのに、周りが無批判に盛り上がっているのを見るとちょっと萎えてしまうのだ。

なんといいましょうか…山崎氏の場合はアイドルノリをしてしまう傾向があるお客さんがもともと多数勢であるので(前述の客いじり演出に対する反応からもそういう傾向は十分に感じ取れると思う)(「まあくん可愛いー!」)、ステージで繰り広げられるものに対する客の反応(「みんなでもっと手振りしてLIVEを盛りあげましょう!」)に違和感を感じてしまう度合いも大きい。山崎氏のLIVEこそ、アイドルノリを突き抜けてなにかを客に届ける努力の軌跡だ。
今回カバー曲は歌わないのかな?洋楽カバー歌って欲しいなぁ。オリジナル曲はCDでも聴けるが、カバー曲はその場にいないと聴けないものなわけで、LIVEならでは!だと思うんだけどなぁ。