分断ボーカル

朝の情報番組の芸能コーナーでゆずのLIVEの様子を見た。ストロークじゃんじゃかギターの音楽は苦手なので当然ゆずも積極的には聴かないが、こうして歌っているところを見るとなぜか見入ってしまう。なにが違うのかなぁ、と考えつつ眺めていて思ったのだが、アレだな、ほら、音の切り方。でかい声でバーっと歌って、その勢いだったら当然「なんとかでーーー」と伸ばすところを「なんとかでー」と横棒二本分くらい短いところでぶつっと切ってしまう、その「きっぱり感」が面白いなぁ。声の響きがなんかパイプオルガンみたいな印象で、頭からパワー全開で、それがすこうし早めのタイミングでぱつっぱつっと寸断される。これはこれで快感かも。日本語ならではの快感かも。山崎まさよし氏のボーカルは全編シンコペーションに彩られ、また母音と子音の間で音がねじくれ、細かいビブラートもかかったりで、鞭のようにしなるあたりが好きな人にはタマラントコだし、苦手な人にはまったく受け付けられないモトだろうなと思う。私もどちらかというと山崎氏の歌は母音と子音のねじれというかコブシというかそんなのが出にくい英語歌詞の歌のほうが好きだったりするし。山崎氏は洋楽向きの歌い方だと思うな。ゆずは洋楽カバーするんだろうか。今朝見たイベントは「日本の名曲をカバーする」というコンセプトだったようだから、このぶつ切りボーカルにぴったり合ってたんじゃないだろうかな。どんな曲が「日本の名曲」として歌われたか、後でセットリストを探してみよう。そういえば「日本の名曲」となると最近は「さよならCOLOR」がよくあげられるけれど、ゆずが歌うとどんなだろうなぁー。ちょっと歌の持つムードと「分断ボーカル」はあわなさそう。あの曲ってイメージとして「言い切る歌詞」じゃないもんな。すべてのフレーズが三点リーダで終わっていくというかね…こんなカンジね……
ゆずのLIVEに行かれた末桜さんがblog松花堂の雑記帳でセットリストを書いておられたのでありがたく拝見させていただく。id:shoka_ant:20060731:1154349131おぉ、童謡が多かったようで、ま、お寺でのLIVEということもあったのかな？なるほどゆずのボーカルスタイルにしっくりくる曲ばかりでございます！
山崎まさよしファンの礼儀としてプライムタイムを飲んでみた。asahiのビールを買うのは久しぶり。で、ビール一缶飲むのも久しぶり。私でもすっすと飲めてしまったということは、あまり苦くなく飲みやすいということなのだろう。プライムタイム試飲会LIVEの映像がasahiのHPで公開中。