Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

おにいちゃんはお年頃

私も男盛りです

仕事を辞めて家にいると確実にnetを見る時間が増える。久しぶりに山崎まさよし氏の公式に行きぐるっと見たり、あちこちのファンサイトやファンの方のblog見たりしている。四国中央市でのホールLIVEで進行中に席から大勢の客が前に出て行った件に関して、いろんな立場からいろんな意見を見る。正論から言えば、これは許される行動ではなく糾弾されてあたりまえのことだ。怪我人が出なかったという「幸運」に感謝すべきで、結果オーライなだけだ。ただその時に音楽の神様が微笑んでちょっとしたラッキーをその場のミュージシャンと客にプレゼントしただけなのだ。実際99年チキンジョージでのOKSTでは前に客が押し寄せすぎて柵が倒れて人が倒れたのだから。その四国中央市ではそのままの状態でもLIVEが安全に終了できそうだという判断の下で続行されたのだろうから、その場の人たちは音楽の神様に感謝してそのラッキーな瞬間を享受すればいいのだろう。そういう不思議な瞬間がやってくるのも音楽というものがパワーを持っているからだと思う。
ただ問題は、こうしてインターネットにより瞬時に「イレギュラーな幸せ体験」が伝わってしまうことではないか。音楽の神様が音楽によって出来た素晴らしい場に対して与えてくれた特別のプレゼントは、一昔前ならその場にいた人たちの共通の秘密であったはず。そしてそれは「音楽の伝説」となって昇華していったことだろう。それが今では単なる「前例」になってしまうのだ。どうやら厳しく制止されなければホールでも前に出ていってもいいみたいよ、という客の判断材料に。多分もうすぐ始まるホールツアーでは、これまでより一層「客が席を離れる」事に関して神経質に対応されるのではないだろうかな。

高校の夏期講習を終えて帰ってきた長男の部屋に入ると、おわっ!長男はナイル男になっていた。ちょっとー。君ねー、ナイルの庭つけすぎちゃいます?汗をかいたならシャワーにかかればよいのに、景気よくしゅかしゅかスプレー吹いてごまかそうとしたらしい。今度は塾の夏期講習に行くのでしょう?隣に座った人いい迷惑なんではないかねー。
これまで私が(予算の関係から)勝手に買ってきた服やらナンヤらを押し付けてきたのだが、さすが高校生のハシクレ、この頃は随分と「周りの評価」が気になるようになってきたようだ。ショルダーバックが欲しいんですぅー、というので誕生日のプレゼントにショルダーバッグを新調することになった。昨年、校外での部活動の折に提げていたアディダスのショルダーを見た後輩に「先輩、小学生みたいですね」と言われたのがかなりショックだったようだ。実際小学生の時に通学用として使用していたものなので、後輩の意見はしごくもっともなものだったんだけども。今年はその雪辱戦、なんとしてもかっちょいいカバンで校外部活動に参加せねば!と悲痛な面持ちの長男。で、出不精で学校と塾とあとその周りのごく狭い地域しか知らない長男は「2〜3千円でいいから好みのものがあれば」なんて親思いでありつつも世間知らずな事を言うのだ。あのね、かっちょいいカバンってそんな予算では無いと思うけどなぁ。案の定、彼の行動範囲のなかでは気に入るものは見当たらず、呆然とする彼。え、じゃぁ梅田に出て探せば?「梅田なんてドコにナニがあるか知りません〜〜」そうなのだ、ウチのもうすぐ18歳は、梅田から20分圏内に住んでおりながら、生涯でまだ一度も一人で梅田で買い物をしたことがない人なのだった。
仕方が無いので母子2人してカバン探して梅田行脚。さすがにみな良いお値段なのだった。ひえー、なんでこんなのが二万もするの…我が家の経済的窮乏を知っている長男は値札を見てぶつぶつ言うが、さりとて自分の好み「布で出来ててくたっと柔らかくてデザインが凝っているもの」は譲らないもんだから、あちこち見てもなかなか折り合いのつく「コレ!」というものがない。方々見回り疲れ果て、結局、予算オーバーだが一番気に入ったものを買うことに。高いからと最初は遠慮していた長男も嬉しそうで、まぁ、普段あんまり贅沢させてやれてないから、年に一度の誕生日プレゼントくらいは、ね。その満を持したショルダーで校外部活動に登場した長男、昨年辛辣な意見を言われた後輩に「先輩、そのカバンいいっすね〜!」と言われたそうな。やー、めでたしめでたし。
かと思ったら、なにやら兄弟でモメている。「なぁ、お前のそのベスト貸せや!」と次男に詰め寄るナイル男。次男のお気に入りベストを着て塾に行きたいそうな。前日とはガラっと変わった印象で塾に行きたいらしい。「塾にいる他のヤツがまた別のヤツについて『あいつ、いっつもあの服やんな』って言うのを聞いてしまったんですよっ」と私に助太刀を求めて訴える長男。次男はこれまたヘンクツでいろいろ服を用意してやっても「お気に入り」しか着ないので、「そんなんエエやんか!俺なんて冬いっつも同じトレーナーとズボンで塾行ったがな!」と応戦。なにやらごしょごしょ裏取引の末に首尾よく上着をトレードして、ナイル臭+かっちょいいショルダーバッグ+ベストで塾に出撃していった。塾には可愛い女子がたくさんいるのかもしれないな。お勉強がんばってくれたまえ。
Yahooメールに迷惑メールがざくざく来る。必要なメールも時々迷惑フォルダに入っていることがあるのでチェックしてから捨てるようにしているのだが、件名見てるとなんだかなーと思う。「かおりさんが貴方をお待ちです!」私がかおりです。どうやらこのかおりさんはすっぽかされてもすっぽかされても何度でも待っているようだ。私にまですっぽかされて、なんとも不憫な私。他にも、初めは「お元気ですか?」とか言ってはったように思うヒトが日を追うごとになにやら「もうダメですか?」などとかなり切迫してきて、今度はどんな悲鳴をあげるのかちょっと空恐ろしいものもあるなー。もうダメですからあきらめてください。