Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

宝の山宝の山宝の山宝の山宝の山さ〜!

オーストラリアン・ブルーベルズ

茨木JACKLIONまでジャマーバンド&WELCOMEを見に行く。最初は「STRAWBERRY LIFE」という若いギターPOPバンド。んー、右のギターの男の子がムカシの教え子に似てる…お年を考えると違うに決まっているけど。ボーカルがこもって歌詞が聴き取りにくい。なんとなぁく「前向きに生きようぜ」みたいな内容と思ったがどうか。メロディラインは、たぶんキャッチーなカンジのような気もせんでもないような気がしたりしなかったり。どっちだ。いいんだろうと思うんだけど、ギターの音にしてもドラムの音にしてもベースにしても、全体の音のつくりが最初から最後までずっと同じ太さなので、つまりメリハリが今ひとつなので良さがよく伝わってこない。なんか勿体無いなーというのが印象。
ジャマーバンドはというと、もう余裕の貫禄。メリハリつきまくり。キンジさんのトーキング「ほやけど」の迫力はどう。爆笑殺。そうしておなじみ戸口さんの口琴セッションも更に更にグレードアップ。戸口さんは和歌山でアミーゴスと共演というすんごい経験を積んで「あれを経たのでもうどんな状況でもできる自信がついた!」そうで、いろんな技を次から次へと繰り出す。そのあまりのとめどなさ振りにジャマーの面々「ちょっと放っとこか〜」と笑いながら演奏を止めて水を飲んだり伸びをしたり。ふはは。コレが若人のいう「放置プレイ」というものね。孤軍奮闘の戸口さんたまらず口琴ボコーダ仕様で「とめてー!とめてー!」と叫ぶ。もう抱腹絶倒。はじめて聴いた「ホンキートンク・光頭」というかナンというか「ヘッドライト」も、メリハリの見本のようなジャマーならではのナンバー。他の追随を許さず。
WELCOMEについてはなかなか情報がないので、「どんなカンジ?」とまだ未見の藤江さんに同席の男前さん(ごめんなさい名前わからず。俳優さんみたいにハンサムさん)が答えるに「WELCOMEはねー、スゴイ。もうどうしたらいいかわからん!って感じやね。んで、あの人らどうしたいのかもわからん!って感じ。」至極名言。WELCOMEは、もうFUNKY大爆発。で、これだけどっかーんとぶっとく来られるとSTRAWBERRY LIFEの時に思ったバンドアンサンブルはメリハリが大事ってのも、一概には言えないかもーなんて簡単に翻意してしまう。この圧倒的なパワーが津波のように押し寄せる「目くるめく快感」は、筆舌に尽くしがたし。怒涛の一曲もあれば、それぞれが見せてくれるメリハリ曲もあれば。マモルさんのベースは世界水準だなー。「こういうバンドこそFUJIROCKとかに出るべきだよねー」というのが終わっての我らテーブルの感想。

終わってあにきさんがテーブルに来てくださったのですこしお喋り。テーブルに来ていたフラッシュバック赤石さんがギターでジャマーの曲「元気なじじい」でセッションしたのだが、「赤石君、ありがとうな!さっき良かったやーん!」と笑顔で講評。赤石さんは渋いギターソロをそこここでばりばり決めて場をかっさらっていったのだ。でもそのうち「でもお前な、ギターで喋りすぎ!」と注文が出る。「セッションは会話よ会話!喋ってても『なぁなぁ、こうやんな』『うんうん』って相槌うつやろ?それと同じ。タイミングが大事なんよ。相手の話聴かないでばーって喋ったらあかんやろ?よく聴かな。お前コバヤシのソロんとこも持ってたやろー!」「あ、はい、えっと、僕、そうですね、会話っすよね」「ほぉらぁ、ソコよそこ。整理してから喋らな。お前のギターな、今の普通の会話と同じで、はい、えっと、そのうあのうって喋りすぎるんよ。人の話聴いて、うんうんって頷いて咀嚼してから整理した考えを喋れる様になったら、めちゃめちゃ良くなるで!」普段の会話とギタープレイは似ているという話。今の若い間は「いっぱい喋る饒舌な赤石ギターも良い」との意見も出て面白かった。いっやー、なるほどなぁ。まさしく「セッションは会話」。