Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

魔の三角地帯

ニゲラが咲いてます

ここのところ体調がすぐれない。起きて、なんだかだるいぞ、熱っぽいぞ、んー、コレはきっと7度5分くらいは出てるかも―と思いながら体温を測ると5度9分だったりして、あれれれれ。なんかこう、しんどいのに熱が出てないとなんかソンしたような気分になるのは何故だ。香水が他の人と香り方が違うのはこのヘンな体温のせいかもしれない。シェプレフォイユも、つけてからの運動量が多いとレモンティのような香りが勝って、今度は青い草の香りは引っ込んでしまう。多分これが普通の香り方なんだろう。ということは、もっと気温が高くなれば私の身体にはいい具合に香ってくれるな。変温動物か私は。
会社で誰かの携帯が鳴る。この声は山崎まさよし氏。「わぁ、新曲やーん」「おぅ、そうよ!」と社員さん達が話している。これがアンジェラかぁ。ちょびっとだったのでどんな曲かよくわからないな。でも、この曲が山崎氏の新曲であることが認識され、営業さんは早々と着ウタにしているという、そういうポピュラリティを獲得しているのだなぁ。で、私がまだ新曲を聴いてないという事実。なんともはや。
友だちとあう約束をしたので、早めに梅田に出てアニック・グタールとラルチザンを試しに阪神に寄る。おぉ、阪神のココがこんなことに。しかし土曜というのにオペークの一角は客があまりいないので非常に顔をさすなぁ…ラルチザンは壜のデザインがそっけない。で、いちいち日本名を表示していないので、どれがどれやら。ま、ラルチザンは口に出すとちょっと恥ずかしいメルヘンチックな名前「チョウチョをつかまえて」とか「いじわるオオカミ」とかが多いので、それはそれでいいのだが。ほら、喫茶店に入ったらメニューがメルヘンで注文するのが恥ずかしいってヤツね。イチジクの香りをつけさせてもらう。香りがあまり発散しないのはやはり体温が低いせいかな。ちょっと無い香り。イチジクの白い液を連想させる香りが落ち着いたら段々と甘くなっていく。ボトルで買って常につけるというよりはワンポイントリリーフでいい仕事しそう。ここにはフラゴナールの可愛い練り香水もあったしまた来て試したいが、コレだけ客がいないとツライものがあるなぁ。6階まであがってディプティックのキャンドルをクンくん嗅いで阪神終了。やっぱりスミレいいなー。
向かいの梅田大丸には、サンタ・マリア・ノヴェッラの売り場ができているということなので行ってみる。カウンターには先客二人。サンプルを勝手に試すのではなく、店員さんが客の話を聞きながらあれこれとムエットに吹いて渡してくれるシステムのようだ。待つこと暫し。「なにかもうお持ちのものがありますか?」と聞かれ、AQUAさんのご好意とはいえちゃんとワタシも持ってるぞと言う事で「メログラーノを」と返事すると、クリアファイルに入ったカタログをぱしぱし繰りながら、これは?これは?とチュベローザ、ミモザ、ガーデニア、ムスクの入ったもの等々いろいろな種類を次から次へと吹いて渡してくださる。そのファイルを拝見するに写真の大きさから見て「メログラーノ」が一番のオススメなのかな?いろんな説明から想像するとメログラーノは複雑で奥ゆかしい香りのようなのだが、ワタシの肌では最初から最後まで変化しない「床屋さんの香り」になってしまう。これも体温のせいなのかしら… 
今日は行けなかったが阪急にはペンハリガンがあるし、阪神・大丸・阪急と香りの三角地帯が梅田に出来上がっていたのだった。それぞれ東京まで行かないと試せない香りのブランドだったのにね。こうして稀少価値が無くなっていくのは、ブランドとしてはいいことなのかあんまりいいことではないのか、どっちなんだろう。