Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

わたしは今日まで生きてきました

晩御飯を食べながらなんとなくニュースを見る。終わって「クローズアップ現代」、今日は団塊の世代が音楽で盛り上がっているという話題だった。定年を迎える位の年代の人たちが、若かりし頃に熱中した音楽に再び回帰し、生きがいや新しい繋がりを得ているという現象があり、それに目をつけた「消費させる立場」の人たちがビジネスチャンスとして、より一層そうした盛り上がりを盛んなものにしようと画策している。拓郎のLIVEに来ていたおじさまがインタビューされて答えた言葉「ムカシの拓郎のLIVEも良かったが、でも今日のLIVEが最高なんですよ、今の彼の歌を聴いてほしい。」に、感銘を受ける。そうそう、懐かしのメロディーが聞きたいわけではないのだ。今の彼、今の音楽に触れたいが為にLIVE会場に行く。
スタジオで博報堂の人が「音楽の世界では、若いミュージシャンとの世代間交流が見られます。今後も面白くなって行きますよ。」と解説。このところ、「木村充揮アニバーサリーLIVE」であったり、もちろん30代・40代・50代の競演「三人の侍」であったりと、まさに世代間交流ばりばりのLIVEばかり行っており、その楽しさにドップリ浸かっているため、そうだそうだ、もっとこういうのが見たいぞーと思う。でもね、そういった世代間の交流ができるためには、年季の入ったミュージシャンには柔軟な頭が、若手にはブルーズのコード進行であったりとかの音楽の基礎知識と充分な演奏能力が必要不可欠だろう。CharさんがFMで持っていたセッション番組、山崎まさよし氏が最多出場だったが、あの番組も、「結局、ちゃんとセッションできるミュージシャンってそんなにいねぇんだよ」ということでなくなってしまった。若手の奮起を期待。というか、音楽的基礎知識・体力を身につけてからデビューしてほしいなぁー。
そういえば、ジャマーバンドも年齢的に言うたら「おやじバンド」なのだが、中身はまったく現在進行形で、その勢いは若手のバンドをも圧倒する。ライブハウスのブッキングが、どうしても実力的にバランスのよい「アコースティックブルーズナイト」や「WELCOME」とセットになってしまうのは仕方ないのかもしれないけれど、でも、なんか、もっと若手のバンドとガチンコ勝負して欲しいなぁと思ってしまう。若手バンドは老練なステージングや豊富な音楽的引き出しを目の当たりにしてきっと得るものがあるだろうし、ジャマーも「なにこのおじさん達」という客を前にしたら火事場のバカぢから的パワーが放出されるのではないかなぁ。ううーむ。
ちょうどこの中高年の音楽への回帰という話題にリンクするかな?ジャマーバンド関連で話題沸騰の「暗中模索さん」のことがニュース和歌山のTOP記事になっている。暗中さんは学校の先生をしていらっしゃるのだが、余暇にギターの製作とリペアをなさっており、その腕のスバラシさにジャマーバンドやアコースティックブルーズナイトやWELCOMEのメンバーやらが感服し、そうしてもう駄目だなコリャと諦めていたギターを次々と暗中さんに再生してもらっているのだ。そのどれもが艶やかな音を甦らせている。暗中さんのHPはコチラ。リペア日記必見。これも、さっきのTVでやっていた「中高年の音楽を通じた新しい出会い」というものではないかな?