Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

ニセ・セットリスト

Char・奥田民生山崎まさよしによる「三人の侍」についての話の続き。
さて思ったのは、奥田民生氏の歌声の気持ちよさ。日本語と一番綺麗な形でマッチングしているような。私がもともとオカリナ系ボーカルが好きということもあるのだが、母音と子音がぴたっと気持ちいところに収まって、そうだなぁ、音符と言葉が一体になってどんと前に出てくるカンジがする。日本語のROCKと相性がいい所以か。これが山崎氏になると、母音と子音の間がすこし遊離していて、そのため一つのかなのなかにウネリが生まれる。その点からいうとROCK的なものと自らを融和させるために、ニール・ヤングオリエンタリズムを搗き混ぜた「十六夜」は、上手い事できてる。なんか昨夜は奥田氏の歌の上手さに惚れ惚れした。山崎氏の持ち歌を二人でやったときなぞ、「全部民生さんが歌って欲しいかも」と思ってしまった。山崎さんゴメン。
セットリストを思い出してつらつら考えること。これはねー、この壮大な「冗談」を、「これって冗談なのよ」と若い人たちに伝えるのは(それも曲名をあげずに)至難の業。なんというかねー、カバー曲は、んもうやっただけで「うっそ、あほやー!」と言いたくなる曲ばかりなのだ。その曲をマジメな顔してちょっとデティールを誇張して歌うのがお決まりギャクになっていて、何人か集まればやっていた曲達。上級になってきたらちゃんとコーラスも再現して。中学校の教室で、高校の部室で、あるいはコンサートの楽屋で、誰かが堪えきれなくなって噴出すまでマジメな顔して歌っていた曲たち。それを侍達が超絶テクニックでマジメな顔して(噴出さずに)やっているのだ。洋楽のカバーに関しては、んもうイントロ聞いただけで「わー、コレかっこええなー!」と言い合ったニキビだらけの友だちの顔まで思い出してしまうという「問答無用のリーサルウエポン」。
で、次に挙げるのは昨日やっていない曲ばかり。でも同じテイストによるチョイス。伝わるかなぁ、このセンス。

おぉ、このイベントツアーのblogも開設されていた。「三人の侍〜旅情編〜 道中日記この日は神戸のステージセットを見ることができる。