ソイかぶり

今日は何のフレグランスつけようかなーと思いながら弁当を作るために冷蔵庫を開け、奥からふりかけを取り出したら、袋の角に引っ掛かって上から醤油さしが転がり落ち、そのあたり一面に景気よく醤油をぶちまけてしまった。あわわわ、朝の忙しい時に！でもって顔から腕から醤油の微細な飛沫をうんと浴びてしまった。ひえー、今日のフレグランスは「ソイソース」ですぅ。そういえばムカシ好きだったアメリカのTVコメディ「じゃじゃ馬億万長者」のなかのおばあさん、香水をつける、と言って耳の後ろにバニラエッセンスを塗ってたなぁ。わはは、と当時は笑っていたのだが、昨今流行の甘いバニラ系フレグランスをつけてる女の子は笑えないだろうなぁ。
ジェニファー・ロペスという人の音楽には思い入れは無いし、ハリウッドスターとしてのゴシップを見聞きしたりすると「なんだかなー」と思わないでもないのだが、でも彼女には一目置いている。フレグランスブランド「J−LO」の人気の高さはどうだ。「グロウバイジェイロー」は評価も高くよく売れている。ジェニファー・ロペスプロデュースだから買う、という人よりも、良いフレグランスだから買う、という人のほうが多いだろう。作者のなにかしらのキャラクターイメージから外れて、純粋に「制作物」の良し悪しで判断されるというのは、ナニカを作り出す人にとってはある種理想のようなものではないかしら。
ブルガリのフレグランスの人気も高い。「ブルガリ」といえば高級宝飾店、庶民にはまったく手の出ない世界なのだが、でもフレグランスは「ブルガリプールオム」やら「ブルー」やら「オ・パフメ」やらが売れている。しかしなー、「ナカヌキヤ」にて大幅にディスカウントされて店頭に山積みになっているブルガリの名を冠した商品の有様を見て、ブルガリさんはガックリこないのだろうかなぁ。なんだかずいぶん庶民的なブランドイメージになってしまったけれど。
ともあれ、このまま醤油の匂いをさせて仕事に行くわけにも行かず、朝からシャワーにかかる。D.V.Fの「D」をつけて出勤。あぁ、いい匂い〜。