Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

香り三昧

ヒマさえあればフレグランス関連のページを見ている。わかばやブルーベルなどの輸入業者の公式ページやら化粧品会社のページ、通販のページ、口コミのページなど。面白いなぁ。通販のページのなかには、そのフレグランスを買った人の感想を載せているところもあって、それを読むのも楽しい。基本的にそういうところのはすべてが検閲ナシで載るわけではないだろうから、気に入りました!ってのばかりなんだけど。@コスメではそういうのがないから星が1つってのもあれば7つの感想もあるのだが、でもそれぞれ読むのが面白い。「とぉってもイイ香り!うっとり!」っのもあれば「コレつけてたら気持ち悪くなってきた、買って失敗、もう使わない!」ってのも混在している。ネガティブな意見でも不思議と読んでて不快な気持ちは起こらない。「香りの好みは人それぞれ」っていう意識は書いたり読んだりする人に共通のものだろうし、ネガティブな感想の場合でも往々にして「私は瓜系やっぱりだめみたい」とか「最後に出てくるバニラが甘すぎ」とか根拠も書いてあるものが多く、あぁ、この人はこういう趣味なんだなと読んでいてワカルからだろうな。てなことを「酷評するヤツに守ってもらいたいルール 」というozricさんのエントリーを読んで思ったのだった。トラックバックしてしまうとなんか申し訳ないのでリンクしない。
色んなページでコメントや説明を読んでばかりいても仕方ないわけで、実際にどんな香りか試しに百貨店やらドラッグストアなどに探検しにいく。「ちゃんとしたところ」ではムエットというしっかりした紙にそのフレグランスの宣伝がプリントされたものにスプレーしてくれるのだ。「ちゃんとしていないところ」ではそのフレグランスをしみこませたコットンが入っている小さなガラス瓶が置いてある。こんなんはねー。ラストノートしかわかんないじゃないよ。最終的には実際に肌にのせてみないと気に入るかどうかは判断できないな。とりあえずムエットを貰ってくんくん嗅ぐ。凝ったデザインのムエットを貰うと、気に入らなかったものでも捨てられない。一日にいくつかの種類を試す時にはバッグの中で一緒にしたくないし、小さなアルバムを買ってそのつどしまっていくことにした。えへへ、楽しいー。そもそも、トップ・ミドル・ラストと香りは変化していくものだから、ムエットを貰ったからといってその場ですぐに判断・買わなくてもいいというあたりがうれしい。で、実際売り場で定価で買うよりもnet通販だとかなりお安く買えるしな。
先日はヒルトンのエルメスに行って「ナイルの庭」という今年出たユニセックスのフレグランスを試した。「ナイルの庭」のムエットは香調の基本になっている蓮の花にちなんで、蓮の葉っぱの絵、形もそのまま切り抜いてあって、とってもきれいなのだった。そこにしゅっとスプレーしてくれて、それと「これは時間が経つとこのような香りになります」と香りを吹き付けたリボンをくれた。ん?リボンのほうはほとんどかおりがしないけどな?時間経ちすぎ?
「ナイルの庭」、すきっとしているけれども、静謐な感じ。ありがちな柑橘類ではなくて、グリーンマンゴーでフレッシュさを出しているということだ。とてもさっぱりしているけど複雑。元気がいい香りではないな。甘くないし。体を動かして汗かいて日焼けが似合ってって人用の「爽やかさ」ではないような気がする。ナイルの庭って名前は言いえて妙だ。ちょっと浮世離れしたような静かさと落ち着きがある。私はもうすこし甘さというか人懐っこさがほしいので、買うとしたらもう少し待って市場に出回ってから量り売りで買うかも。男性だとスーツよりももっとラフで、でもアンマリ汚くない格好が似合いそう。んー、そうだ、山崎まさよしさん、これ似合いますよ、きっと。
そういう風に考えると俄然楽しくなってきて、テスターを試しては、これはこの人にコッチはあの人に似合うかも、なんて勝手に考える。気になってたサンローランの「LIVE JAZZ」、あぁ、シトラス強力、これはジャマーバンドのメンバーでいったら汗だくになってドラムと格闘してはるヤギュウさんにいいかも。渋くて、でも茶目っ気たっぷりで、なんとも佇まいに色気のあるボーカルのキンジさんにはメンズにしては甘めのエスカーダ「センティメントオム」、強面だけど頼れるギターのあにきさんにはゆったり落ち着いたグリーンのランバン「べチバー」がお似合い。そういえばゲランにも同じ「ベチバー」という名前のフレグランスあったな。どれだけ違うんだろう。陽気な弟のギターヒロジさんはミントが元気にハジけるラルフ・ローレンの「ポロ・スポーツ」、クールなプレイスタイルだけど音は熱いピアノのヨガ・コバヤシさんはサクセスドパリの「フジヤマオム」なんてどうかしら。ベースの紅一点イカテンさんは、多分もうお好きなフレグランスお持ちでしょうから差し出がましいことは言わない。まぁでも、あれだな、もしジャマーのステージでメンバーみんなががんがんにフレグランスをつけてたら、汗といろんな香りが入り混じってライブハウスはキョーレツなことになるだろうなぁ。メンズのフレグランスはほのかに、ほんとうにほのかに香ってほしい。抱きしめたときにしっかりわかればそれでいい。
さぁて、自分の分はというと、服を買いに出たときにバーバリーの「ウィークエンド」のミニ香水を衝動買い、これはわりと重めの甘さだなぁ。トワレではなくてオー・ド・パルファムだからかな?秋冬になってから、まさにウィークエンドにちょっと気分転換に使うくらいならいいかもしれない。そして、今はゲランの「プレシャスハート」の量り売りの到着を待っている。これは限定品でそのへんにテスターがないため、香りを試さずにギャンブルで注文。さて、吉と出るか凶と出るか。