Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

オーデコロン

netで注文していた「ドリームズバイタブー」というトワレが届いた。ダナ社が出していたもので今は廃番になっており、かなり定価からひいた値段で購入できるのだ。箱ナシ30mlのスプレーで1000円ちょい。安!梅雨時期にちょうどいい爽やかさ、というAQUAさんのオススメどおり、さっぱりとした瓜系フローラル。トップノートはランコムの「オーウィ」の角を取ったようなカンジだな。使いやすそうで満足。
多分若い方はダナ社と聞いても「なにそれ、ずいぶんマイナーなトコ」と思われるだろうけれど、ダナ社は「禁断の香り」というキャッチコピーでもって有名な香水「タブー」で一世を風靡した。60年代後半の話。手元に71年発行の「ラカム装苑」というグラビア手芸雑誌があるのだが、全面でカラー広告をしているのはダナの「アンブッシュ」という香水だ。これのキャッチコピーは「愛のまちぶせ」。おぉぉ、そのうち私きっとあなたを振り向かせるのね。
今の主流は「オードトワレ」だが、その時分は「香水」かぐっと薄まって「コロン」かどちらかだったような気がする。思い返してみればこの時私はトワレと書いたが違っていたな。私が使っていたのはコロンなのだった。で、コロンはかなり軽くグリーンぽいフローラル、今使っているトワレはそれよりもパウダリィなフローラルなのだった。今きっとコロンを使ったとしたらすこし物足りなく思ったかもしれない。
え、今の若いお嬢さんたちは「コロン」って使わないの?
「LOVE」っていう名前だったっけ、なんかもうすっごくすっぱい「レモン」のコロンが流行ってなかったかな。ソニープラザなどに行ったら店頭でがんがん香ってたんだけど。で、資生堂のシャワーコロンが大流行で。私も「シトラスブーケ」を買ってたぞ。普段ジーパンはいて学校いく時なんかはよくつけた。でもデートの時は「フルール ド ロカイユ」。そうそう、そればっかりではナンなので、資生堂「スーリール」も使ったな。ナナメにちょっとひずんだ楕円のボトル、人懐っこいグリーンの香り。ちょっと気になって検索したら、おやまぁ、スーリールって今でも売っているのね。なんかうれしいなぁ。後は母親からのお下がりニナリッチ「レールデュタン」の香水。小鳥が数羽舞い降りているキャップがついたガラス瓶がきれいだった。
「石鹸系」ってカテゴリーがフレグランスにはあるが、よく考えたらなんかヘンな話だ。香水のようないい匂いが欲しくて石鹸に香料が混じっているわけでしょう?で今度は香水のほうが「お風呂上りの石鹸のような匂い」を目指して調香される。堂々巡り。で、石鹸系フレグランスのなかには「ニュービーズのような香り」と評されるものもあったりして、んじゃぁ「白さと香りのニュービーズ」の香料を混ぜ合わせた人はめちゃめちゃ凄腕ってことね。

全然関連無いが。待ってました、すみけんさんの「音楽分析」!山崎まさよし氏の「愛のしくみ」のコードがいかに高度で技巧的であるか。残念ながら私はギターのことはちんぷんかんぷんなので猫に小判、ギター弾く人大いに感銘を受けてくださいませ!