一瞬先は闇

なのかさんの「天ぷら鍋発火」のお話がおそろしい。id:halfmoonlight:20041111#p4 一瞬にして立ち上がる炎の柱。幸いにして私にはまだそういった「天ぷら火災」の経験はないが、別のことで「一瞬にして命が危険にさらされる」状況になったことがある。
え〜っと、また別のお見合い相手とのことであるが、その夜は「フランス料理をご馳走してあげましょう」ということで、ホテルのレストランでディナーをとったのだった。味にあまり感心しなかったのであえてホテルの名前は伏せるが、そこから家まで車で送ってもらうことになった。阪神高速はスムーズな流れ、結構なスピードで車は走る。
と！突然、フロントガラスが一面乳白色になったのだ！一瞬でまったく前が見えなくなってしまった。前の車が弾いた小石かなんかの当たり所が悪くてガラスに細かいヒビが一面に入ったか？と思ったが、スグに事情は判明した。そのニオイで。そういえば、ワインを飲んではったなぁ。
つまりは、お相手さん、運転していたら気分が悪くなり、我慢の限界が突然来てまっすぐ前方に「噴射」しはったのだった。いそいで前を15cm四方ほどかきとり、減速して路肩に車を寄せる。ようまぁ追突されなかったこと、壁にぶち当たらなかったこと。
窓からアタマを突き出して残りを吐いて落ち着いてから、テッシュで窓拭き。わたくしももちろんお手伝い。冬だった。寒いが家にたどり着くまで窓全開でそろそろ走った。とまぁそんな顛末だったわけだが、導き出される教訓は、やはり「飲んだら乗るな」でしょうかね。