Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

音楽で会話する

暴走するオーツ麦愛好家

独断と偏見で「インストゥルメンタルで自分の味が出せるのが良いミュージシャン」だと思っている。そしてまた「ぱっと他のミュージシャンと会ってその場でセッションを繰り広げることができるのが良いミュージシャン」だとも思っている。つまり「音で会話が出来る人」がミュージシャン。会話をするためには、文法や語彙はある程度自分のものにしていかないとダメだろう。つまり、名盤と呼ばれるアルバムなど「GOOD MUSIC」をたくさん聴いて、自分の中の引き出しがたくさんあることが大事。そして当然楽器演奏の技術も確かでないとコミュニケーションできないだろう。
その昔「音楽で会話する」をテーマにした音楽番組が関西ローカルであった。「夢の乱入者」こちらのHPhttp://www.horae.dti.ne.jp/~rryouu/を見て欲しい。この番組のためのスーパーバンドを結成して、毎回ゲストを呼んでセッションする。私は最後のチキンジョージでの「打ち上げLIVE」の模様を放送した回しか見ていない。先のHPの充実したデータベースを拝見すると、この番組をリアルタイムで見ていた人がうらやましくなってくる。うわぁ〜、見たかったな。
TVの音楽番組見ているとまぁそれなりに楽しいのだが、どきどきわくわくする興奮はあんまり感じられない。出演者のなかで、どれだけが「音楽で会話できる」だろう。今「夢の乱入者」があったとして、出演してまともにセッションできる人はどれだけいるだろう。
フジテレビで「僕らの音楽」という番組がはじまった。公式HPによると「音楽のリアリティをそのまま伝える純粋でストレートな音楽番組」なのだそうだ。鳥越さんによるインタビューも笑芸人によるいじりよりは期待がもてそうだが、それより「豪華アーティストとの素敵なコラボレーションもお届け」というのに興味をそそられる。こっち方面を強化してほしい。ミュージシャンが音楽しているところをすぱっと見せることこそがストレートな音楽番組なんじゃないかな?
それにしても「豪華アーティストとの素敵なコラボレーション」ってなんかナヨっとしてるなー。「実力のあるミュージシャンと白熱のセッション」じゃダメなん?