Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

お待たせ〜 なに熱くなってんのぉ〜?

THE BEST HITS OF LIVE RECORDINGS -THANK YOU-(初回生産限定盤)スガシカオのLIVEベスト盤を買ってきた。DVDをまず見る。うう〜ん、申し訳ないがやはりスガ氏の顔のアップはちとシンドイものがあるなぁ… かっこいいのは全体が生み出す音であって本人ではないのだから、そうそうスガ氏のアップを多用しなくてもいいんだけど。

「かっこいいのは全体が生み出す音であって本人ではない」っていうのをひしひしと感じたのはCDの方。最初のMC、こういうの苦手だ。かっこ悪いとは思わないのだろうか。
最近のスガ氏のステージングは「オレはLIVEバッチリなんだぜぇ」という「余裕のみせびらかし」のようなものが鼻につく。いつからこんなむやみな大物感を恥ずかしげも無く打ち出すようになったのか。ファミシュガの音をまとめあげるのはスガ氏かもしれないが、実際のところあのメンバーだからああいう音ができるわけだし、LIVEパフォーマーとしてのスガ氏のボーカルのコシの無さ・ひ弱さ・融通の利かなさは、どんな「ビッグマウス」でもごまかせないところ。なのにぶいぶい言わされてもコッチが恥ずかしくなるじゃないか。

スガシカオ、最初は「元サラリーマンゆえに市井の心を掬い上げるのが絶妙」というあたりがセールスポイントだった。思うに、サラリーマンとして過ごした年月よりもミュージシャンとしてのキャリアが上回ったあたりから、このむやみな大物感で武装するようになってきたような。確かに一目置かれる存在にはなった。だからと言ってわざとぞろっぺぇに見せるような、どうにも身の丈にあわないステージングをするのはいかがなものか。きりっと端正なステージを見せてくれていた初期のLIVEのスガ氏のほうが、ナンボかかっこよかったと私は思うのだ。