「桂枝雀が死んだ夜」
びっくりギターズ12周年記念LIVEにジャマーバンドが出るのでJACK LIONまで行く。真柴さんの方のHPには1500円で2日間の通し券とあったので、安!と思っていたら、JACKのHPには、あれれ、当日は2000円とな。ううーむ、予約メールしとけば良かったなー。2000円払って中へ。おぉっ!いっぱいの人!
今夜のジャマーは「リズムボックス君」をステージメインに据えて、なんだかオシャレなアレンジで始まり。おなじみ曲と新曲は半々くらいか。その新曲がみなベタなR&Bではなくて、都会的な印象のものばかり。バンドとしてそういうタイプの曲がどんどん湧いてくる時期なのかしらん。「桂枝雀が死んだ夜」いいなー、やっぱり。この曲でデビューしてほしいなー。こんな曲をからっと歌えるのはジャマーだけ。「ALLRIGHT」も大好きだし自分の中で「今夜の一曲」だけど、字面がやっぱり「桂枝雀が死んだ夜」の方がインパクトあるし、題名だけでバンドのスタンスがわかるし。と勝手に脳内でプロデューサーになった気分。調子に乗って言わせていただくと、「ALLRIGHT」の前に「元気です」をするのは、夢がどうこうって内容がかぶってしまうのが気になる。や、私がちょっと説教くさいフォークの様な印象がある「元気です」が苦手なだけなのかもしれないけれど。
それにしても、ジャマーバンドのLIVEを初めて見てから3年とちょっとなのだけれど、成長し続けてるバンドだなぁとしみじみ。最初は「音の隙間を味で埋める」っていう印象だったのだけれど、今はまったく隙無し!カタマリでどーんとくる、固さ、重量のあるバンドになった。あ、だからこそ、軽みのある都会的な洒落た曲調やアレンジにトライするという方向に最近なってきているのかも。
今夜のジャマーはなんだかさらさらと進行していくな、キンジさんのMCも少なく、淡々としてるなぁと思っていたら!うわぁ、アンコールのラストに来たぁ!噂の「ジャマーバンド突発ブルース」!リハ無しのキンジさん即興トーキングブルースが始まった。ジャマーバンドの歴史、ジャマーバンドになる前のバンドのことなどを、んまぁなんでこうするすると言葉が出てくるかなぁと感心するくらいよどみなく歌っていく。あれれ、途中ステージを降りるあにきさん。客席まで行って「あかいしー!どこや、赤石!」と叫び、トップバッターだったフラッシュバック(http://flashback-otodama.hp.infoseek.co.jp/)のギター君を探してまたまたステージへ拉致、若い彼が渋いギターソロを響かせる。最後はキンジさんのおばあちゃんの歌に変化、ワンマンバスには犬が乗っているわけではない、次は高松、白菜にミカン、んもう何が何だか、ひょえー、爆笑のうちに曲終了。はー、恐るべし、ジャマーバンド。オーラスまた一踊りしてもうお腹いっぱいです。
次は24日、京都拾得でWELCOMEとやるそう。群青も登場するようだし、ハープの神様八木のぶおさん(スタジオ・セッション、レコーディング・サポートは美空ひばり、松任谷由美、松田聖子、尾崎豊、サザン・オールスターズ、宇多田ヒカル、近藤房之助、小室等、憂歌団、中島みゆき、原由子、今井美樹、仲井戸麗市、大貫妙子、上田正樹、井上陽水,小山田圭吾、南佳孝、槇原敬之、松山千春、福山雅治、杏里、玉置浩二、大沢誉志幸、氷室京介、平井堅、鷺巣詩郎、浜田省吾、柳ジョージ、エディー藩、ドリームズ・カム・トゥルー、中島みゆき、ゆず、スピード、渡辺美里、COBA、EPO、角松敏生、大滝詠一、高橋ユキヒロ、佐藤博、永井隆、溝口肇、ジャパハリ・ネット等←八木さんファンサイトより転載、こんな人が「こちらの都合で勝手に行って、好き勝手にハープ吹きたいだけ」なバンドがジャマーバンド!)も参加ということだし、行きたいけれど、ううーーん、24日ってクリスマスイブ。なかなか出にくいやないの。というか、ジャマーのみなさんは、ホンマに24日お家をあけて京都にLIVEに来れるのかな??