Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

クルクルフェチ

ちょちょちょちょっとコッチおいで。中学生をおびき寄せておいてサンタマリアノヴェッラの「メログラーノ」をぷしっとひと吹き。ほぉらキミもこれで一気に「散髪やさん帰り」。「うわっ!おかあさんナニするんですかっ!わぁぁ、ホンマに散髪やさんのニオイやー!」そうでしょうそうでしょう、仕上げにパウダーをパフパフしてもらうのが好きだったなぁ。イマドキの「カットハウス」ではなしに、おしぼりウォーマーが湯気をあげているような「理髪店」の匂いがする。「メログラーノ」は柘榴の香りだそうだが、なんでこのイタリアの老舗ブランドの香りがあまたある理髪店の店内と同じ香りがするやら。
このフレグランスをくださったAQUAさんによると、サンタマリアノヴェッラの香水の根底に共通する薬草香は、イタリアの教会の儀式で炊き込まれる薬草の香りと同じとのこと。ほぉぉ。サンタマリアノヴェッラは世界最古の薬局で、レシピはドミニコ会修道院から伝えられたのだそうだ。とすると教会とサンタマリアノヴェッラは関係が深いので、香りが共通しているのだろう。そっか、赤白青のねじねじだ。中世ヨーロッパでは理髪店が外科医も兼ねていたという話。赤が動脈、白が包帯、青が静脈。外科医だから、そりゃ薬局で処方された修道院直伝の塗り薬も使うだろう。そう考えると、散髪やさんでサンタマリアノヴェッラの柘榴の香りがしても不思議ではないような気がしてきた。でも、現代の理髪店のどのアイテムからこの「メログラーノ」と良く似た香りが発せられているんだろうなぁ。
めざましテレビで「アメリカではセレブの日常密着番組が人気」という話題をやっており、そこでブリトニー・スピアーズさんの映像が流れた。フィアンセとなにやらお喋りしつつ、胸元に向けてフレグランスをぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅと派手にスプレーしていた。うわぁ、えっらい振りかけてますなー。かけすぎですわ、ブリさん。そんなにかけては鼻がバカになってしまいますよー。周りの人らはヘイキなんだろうか。でもって、あれはなんのフレグランスだったのかなぁ。自分のブランド「キュリアス」ではなかったような気がするけどなー。