Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

スパゲティ のびのーび

風に吹かれながら聴くハナレグミの歌声の気持ちよさったら!
いい天気。もう夏がきたかのような汗ばむ日差し。洗濯して買い物に行って、お昼はきのことホウレンソウの和風&ナスのトマトソースのスパゲティ2種。高校に行った長男には和風のほうを分けて置いておく。彼が帰ってくるのは2時半頃だからノビてるかも。じゃ、行ってきますー。今日のLIVEは大阪城音楽堂。せっかく梅田出るんだからちょっとうろうろしたい。
梅田はえらい人だ。さすがゴールデンウィーク。JR大阪駅は工事中の場所が多い。目指すは「いかりスーパー大阪駅店。こないだの香港旅行からこのかたマンゴーのデザートが気になってしかたない。前の山崎まさよしLIVEの前に腹ごしらえした阪急の中華のお店でデザートにマンゴープリンを頼んだが、フレッシュマンゴーが入っておらず「マンゴームース」とも言うべきモァッとした食感のものがカクテルグラスにうね〜っと搾り出してあるという、これのドコがマンゴープリンですかぁ?というモノだったため、それのリベンジでここの限定販売品のマンゴープリンを試してみたかったのだった。400円ちょいというなかなかのお値段。デザートの棚には果物が浮いた色とりどりのゼリー類が並ぶ。わぁキレイだなぁ。このココナツミルクのゼリーで果物とマンゴーゼリーが層になっているのも美味しそうだなー。こっちのでっかいプリンに果物が添えてあるのが350円ってのはお買い得かも。まぁでもかねてよりの目的マンゴープリンと、LIVEのお供のお茶を購入。さぁて、これをどこで食べようかな。
ロクシタンに行きたかったのでとりあえず阪神に行ってみる。んー、さっき「保冷剤はどうなさいますか?」っていかりスーパーの人が聞いてくれはって断ったけど、時間が経ったら溶けるのかしらん。この暑さでは大阪城公園で食べるのでは遅いかも。そうだ、屋上で食べよう。屋上は「がんばれ阪神タイガース!」ビヤガーデンと、以前飼ってたスナネズミのケージを買ったペットショップ、そして子供の遊び場がある。ココの雰囲気はもう何十年と変わってないなぁ。まるまる「昭和」が残っているのだった。
幼児向けのバンパーカー乗り場の横のベンチに座り、いかりスーパーの袋をごそごそ。暑いー。日差しがきついー。焼けるー。さてさてマンゴープリン。おぉ、これはかなりイイセンいっている。ナマのマンゴーものっているし、プリン部分の食感もこんな感じ。うん、値段だけのことはあるかも。食べ進むにつれて、んー、でもちょぉっとマンゴーの濃度が高いかも、もうすこし軽やかでもいいかも。ライトにして50円安くしてくれたらバッチリですなぁ。んでライトにしたぶん上からコンデンスミルクをかけてあったりしたらもうパーフェクトでありますよ。ごちそうさまー。満足満足。
6階のロクシタンへ。ローズの練り香水を買おうと決めていた。練り香水三つ目。あまり仕事中には香りをまわりに伝播させたくないので練り香水の非力さはかえって魅力だ。香りをつけていると、一人孤独な作業中でもこっそり嗅いでリフレッシュできる。ローズの香りはやさしいけれど甘ったるくないので想像よりも軽やか。これからの季節にはいい感じ。ロクシタンの店員さんはなんだかとっても慇懃だ。小さな練香水一つなのに頼むと紙袋に入れてくれた。「前から失礼します」とカウンターの上に置いてくれる。いやいやいや、私ごときにこんなに丁寧にしてくださって恐縮です。それにしても、前からでなければドコから?サイドからぐるーんとまわして?アレだな、上から失礼します!って真上から紙袋をぶんっと振りかぶって渡されたらぱしっと真剣白刃取しないとダメだな。イキオイが強かったら慣性の法則で買ったものが飛んで出たりしてね。そんなこと考えつつ「私の部屋」のあたりをふらふらしていたら、あれもうこんな時間、早く会場に行かなくちゃ。森之宮まで環状線で。会場は駅からスグ、入り口は結構な列ができており、10分前には着いたのだが席につけたのはギリギリだった。遅くなってすみませーん。待つことしばし、ハナレグミ登場。永積氏にこにこ、お客さんもにこにこ。帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。
LIVEは全部が一人で弾き語りというわけではなくて、半分くらいの曲でドラムス、ギター、ブルースハープ、コーラスのサポートあり。つまりはアルバムの雰囲気そのまんまなステージなのだった。彼の声は神様のプレゼント。どこか寂しげでもあるし憂いを含んでいるけれど暗くなりすぎない。輪郭が気持ちよくぼやけているけれど強い。シフォンをかけたように今の感情を歌う歌でもするりとノスタルジアが滑り込んでくる。そんなだからたくさんカバーを歌っても、どれも違和感が無い。はっぴいえんどの「春らんまん」「空色のくれよん」がよかったな。唯一大沢さんの「そして僕は途方にくれる」がちょっとね。「リムジンでふざけあった二人」というバブルっぽいスタイリッシュなイメージが彼の佇まいには合わないような気がする。いい歌だけどね。アルバムそのままのステージ、だからできたらもっともっとカバーが聞きたい。全部カバーでもいい。いろんな歌をハナレグミの声で聞きたい。アルバムの曲だったらアルバム聞いて満足だから。結局私は彼の「歌声」が聞きたいんだろうな。そういえば「もう新しい曲なんていらないんじゃないか」って言ったのは彼じゃなかったっけ。
4月は一週間に一つずつ弾きがたりLIVEをみたことになるな。JACKLIONでのあにきさんはお客さんにやさしく寄り添った楽しいステージ、神戸の山崎まさよし氏のLIVEはいつもよりはリラックス感はあるとはいえ求道的な姿を見せるステージ、そうして野外のハナレグミはお客もプレイヤーもがつがつしていない和みのステージ。この中だったら、やっぱり山崎氏はシンドイだろうなぁ。「スゴイ」を見せるステージだと、以前のスゴイではお客は満足しなくなる。もっともっとスゴイとこ見せて!もっともっと感動させて!となる。スゴイのインフレ状態。
さて、LIVEは予想してたよりも長く、家に帰り着くのは少し遅くなってしまった。「夜は帰ってから作るからねー」と宣言して出たのだが、次男ちゃっかりカップめんに湯を入れている。あれれれー、君ナニしてんのさ。次男はどうもあまり私の作るゴハンが好きでないのだった。あぅぅー、嘆きっすぅ〜〜。