Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

この手に愛を

上のムスコは高1で下は中2、もうこの歳になってしまうと、クリスマス行事からは縁遠くなってしまう。ツリーも出さないし、献立もいつものまま。
彼らが小さい頃は、それなりのツリーをしつらえた。点滅するライトに部屋を暗くして三人で見とれた。24日の晩は鳥のから揚げなどをつくり、ケーキを食べた。メリークリスマス!そうして25日の朝、ツリースカートをめくってみると、そこにはサンタさんからのプレゼントが置いてあったものだ。ままごとトントンやらレゴのセットやらラジコンやら。とりあえずパジャマから服に着替えてから遊びなさいな。これってピーコックって書いてあるぅ、サンタさんピーコックで買ったのかなぁ。
夕べはチゲ鍋を食し、ま、一応食後にフルーツ盛り合わせを食べ、ごくごく普通に風呂に入って寝た。そして朝、起きだしてみると、食卓に息子たちからのプレゼントが置いてあったのだった。「お父さんへ」「お母さんへ」二つ並んでいた。緑のリボンがかかっている小さな紙袋。クリスマスのプレゼント。開けてみたら、軸が柔らかい素材で巻いてあるシャープペンシルだった。ありがとうありがとうありがとう。
学校の冬期講習に出かけなくてはいけない上の子を起す。「ねぇねぇ、プレゼントありがとう〜、お母さんたちなにもプレゼント用意してないよー、ごめん〜」「いいえ、いいですぅ〜。いつもいろんなもの買ってもらっているから〜。」
キリスト教徒でもないのに便乗して浮かれているようで「クリスマス」関連のイベントにはすこし懐疑的なのだった。けれど、こうして「人に愛を伝えること」のハードルが低くなることが素晴らしいのだな、「クリスマス」って。
「ごちそうさま〜 いってきますぅ〜」クリスマスいちごみるくメロンパンをもそもそ食べて、息子は学校に出かけていった。