Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

しつけと虐待

結婚前から持っていた模造真珠のチェーンベルトを改造して、今度の入学式にネックレスとして活用できないかと、パーツを求めてハンズに行った。アクセサリーパーツのコーナーには先客がいた。1歳と2歳くらいの幼児二人をつれた若夫婦。夫婦で夢中になってパーツを選んでいる。そして合間に派手に子供らを叱るのである。「袋を触りなさんな!」「勝手に取ってくんな!」「うろうろすんな!」「おとなしく待ってなさい!」
他人に迷惑をかけない躾である、といえばそうなのであるが、いやいやいや、考えてみてほしい。色とりどりのビーズやら金色の金具やらが小さな袋に入ってずらっとぶら下がっているのである。親に抱えられて目の前30cmにきらきら輝く小粒の集団があるのに、それに手を伸ばさない幼児というのは、「幼児」としてはモンダイなのではないだろうか。
叱られてもついそうっと手が伸びてしまう、その手をぱしん!と叩く母親。少しは我慢してじっとしていても、両親が長い時間をかけてあれこれ選ぶので退屈してしまい、もぞもぞ動き出す、するとまた足をぱしん。痛さに泣き出すと「うるさいから静かにしろ!」と怒られる。
そもそもこんなコーナーに幼児を二人連れてくるという企画からして間違っている。親の判断ミス。片方がほかの場所で二人の幼児を見ておき、その間にもう一方がすばやくパーツを選べば、こんなにヤタラと叩いたり怒鳴ったりしなくてもいいハズ。こういうのが過激になると「虐待」につながっていくのだろうな。で、「しつけ」のためにやりました、と抗弁するのだろうな。

後味の悪い思いをしてPETコーナーに行く。おぉ、ベビーデグーが6匹もいる!ちっちゃい!かわいい〜!そういえばdeguは仲間内の毛繕いが大好きなのだが、毛繕いのしすぎで相手をハゲさせてしまうこともあるとか。愛情表現?虐待?ここにもそんな問題が。