Me & My Degu

デグーとの暮らし、日々のあれこれ

ブート

ソングラインズ[CD] / デレック・トラックス・バンド
そういえば、山崎氏はもうデレク・トラックス見たのかな?デレク・トラックスもLIVEでは沢山カバーをするみたいだけれど、別にカバーツアーとかそういう風には謳わない。それでイイと思うんだけれどなぁ。自分の曲もやり、世に既にあるぐっとくる曲もやり。デレク・トラックスのLIVEは録音してもいいそう。イベンターも許可している。(参考リンク:http://www.archive.org/details/dtb2007-11-26.flac24)LIVEはその場の空気ごと味わうことが肝要であり、無二の瞬間の芸術であるわけで。当然その録音はその場の切れっ端でしかない。LIVEの場に身を置くシアワセに比べたら、録音されたものは単なる記録であり、取るに足らないものなのだろう。LIVEに絶対の自信があるのだろうなぁ。
(12月6日追記:わぁ、やっぱり行ってはったんですね!それも最前列かぶりつきですか!http://blog.livedoor.jp/ykawabata451/archives/51730288.html


sound&recording誌の山崎まさよし氏インタビューを読む。http://www.rittor-music.co.jp/hp/sr/ もうかなりの機材を自宅に持ち込み、録音環境を構築しておられるご様子。All My Lovingは全て自宅録音の素材だという。「宅録でもここまで遜色ない録音ができる」という事を示したかったという発言も。山下達郎氏はヒットし儲かったお金を個人スタジオ設備に投資したから、よいスタンスで音楽活動を続けていけるのだという話を聞いたことがある。現在は技術革新でもって、もっと少ない投資で充実したものができあがるということなのだろう。
メジャーなレコード会社を離れて、インターネットによる音楽配信を新たなビジネスモデルの中核に据え、自分たちで新しいアルバムの制作から発売全てを手がけるレディオヘッドの記事を読む。

 今回の事例で非常に興味深いのは、ダウンロード販売という形態を、CDの販売で補完しようとしているところだ。(略)

 さらに自分たちの公式サイトでは、通常のアルバムではなく「DISCBOX」と呼ばれるコアファン向けの商品も販売する。DISCBOXはアルバムのCDと、2枚組の12インチLPが付属し、CDにはエクストラトラックとしてボーナストラックと、デジタル写真集とアートワーク画像が付属。それに加えて通常のアートワークと歌詞のブックレットが付属し、40ポンド(約9400円)という価格で販売される。

 通常のアルバムとして見れば高価だが、バンドへの忠誠度が高いファンにとっては、このように付加価値の高い商品が発売されることは「願ったり叶ったり」という部分がある。音源そのものを手軽に聴きたい人にはダウンロードや通常盤のCDという手段を提供し、ロイヤルティーの高いファンには付加価値の高いDISCBOXを提供する。

レディオヘッドの静かな革命で変わる音楽業界のルール・ダウンロード違法化論の不誠実

あぁ、こういう風にすすんで行くのだろうな。レコード会社の社員を養うために、不本意な状況でも音楽制作を続けていかないとダメっていうことに対してNOという。山崎氏は、こういう形態の音楽ビジネスの方が向いているのかも知れないな。自宅でクオリティの高い録音ができる、ビジュアル面でも付加価値が付けやすい、LIVEに定評がありリピーターが多い。付加価値の高いBOXセットを欲しがるファンの比率はかなり高そうだ。私もその一人。BOXセットに「LIVEチケット」がもれなく入ってたりしたら、飛ぶように売れるのではないか。ファンとしては、選択肢はいっぱいあった方が嬉しい(選択肢の多さを儲け主義だと糾弾する人もいるけれど、何を買うかはその人の判断でしょ?すべて買わないと気が済まない人っているね)。できれば山崎さんには、アルバムを売って儲ける、LIVEはそのプロモーションという今の状況よりも、もっとLIVE活動よりのスタンスになって欲しいなと思うので、こういう「メジャーを離れて自分らでやる!」という方法はアリなんじゃないかと。どうです?オーガスタさん!